990円のジーンズがつくられるのはなぜ? ファストファッションの工場で起こっていること

長田華子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784772612685
ISBN 10 : 4772612688
フォーマット
出版社
発行年月
2016年01月
日本
追加情報
:
157p;22

内容詳細

世界の縫製工場といわれるバングラデシュには、
世界中のアパレル企業から大量に注文が殺到します。
世界に販売網をもつH&M、GAPも、日本のユニクロにとっても激安商品の供給国なのです。
1カ月4000円ほどで働く女性たちの生活から、グローバル化した世界の現実が見えてきます。


【著者紹介】
長田華子 : 茨城大学人文学部社会科学科准教授。専門はアジア経済論、南アジア地域研究、ジェンダー論。1982年、東京都生まれ。2005年3月、東京女子大学文理学部社会学科卒業。4月、お茶の水女子大学大学院人間文化創成科学研究科入学。2006年4月から1年間、バングラデシュ人民共和国ダッカ大学社会科学部女性学・ジェンダー学科に留学。2008年3月、お茶の水女子大学大学院人間文化創成科学研究科博士前期課程修了(修士:社会科学)。2012年3月、お茶の水女子大学大学院人間文化創成科学研究科博士後期課程修了(博士:社会科学)。2013年、日本学術振興会特別研究員(PD・東京大学社会科学研究所)を経て、2014年4月より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • メタボン さん

    ☆☆☆☆ 最近のユニクロ、GUなどの安くて種類の多い衣料品を「ファストファッション」と呼ぶのは初めて知った。そして店頭で服を見るたびに「バングラディシュ製」がやけに目につくなと感じていたが、その背景・からくりについて、この書を読んで理解できた。著者が言うように、あと数十円、場合によっては100円単位でも構わないので、縫製工場で働いている女性たちの賃金に回すような値段のプレミアムをつけても良いと思う。フェアトレードの精神に基づいて。「飽食の時代」という言葉があるが、今は「飽衣の時代」かもしれない。

  • 今庄和恵@マチカドホケン室コネクトロン さん

    このシリーズ、子どもを子ども扱いせずに大人の事情を解説していてとてもわかりやすい。取材対象はもちろん、読む側に対しても柔らかな視線。バングラディシュという国ができたことは記憶にある。そしてずっと洪水に苦しめられていることも。なんでわざわざそんなとこに住んでんだろ?と小学生時代は思っていた。悪名高きダウリー、当初は日本の結納と同じく男性が女性に払うものだったそう。巧みに女性を生かさず殺さずどころか息絶えてしまうようなシステムにしてしまっているのだと驚愕。中国が世界の工場から世界の市場へと立ち位置を変えたが→

  • C-biscuit さん

    図書館で借りる。読む前から中身がわかってしまい驚くような内容はなかった気がする。サラリーマンであればよく分かる内容である。この本のターゲットが判らなかったが、ファストファッションを纏う若者なのかも知れない。そういう意味では、そこで働く女性の生活に密着しており、多いに読み感じてもらいたいと思う。日本でもまだまだ女性の活躍が足りないと言われている。二児の娘を持つ者としては女性の社会的な立場の向上を期待し、それに応えるものを身につけてもらいたいと思う。この本でバングラディッシュの歴史が勉強できたのも収穫である。

  • ののまる さん

    私たちが購入するファストファッションの1枚の洋服を縫製するだけで、約70人のバングラデシュ(大半が女性)が関わり、しかもその人たちは死に至る危険のある工場で働いている。安すぎる価格には当然正当な賃金が支払われていないことに気づきつつ、私たち先進国は買い続ける。だからといって不買運動をすれば、彼女たちの仕事がなくなる。つまりは、正当な賃金が確保され、私たちも正当な対価を払うべきということ。服だけでなく、コーヒーやすべての物に言えること。

  • bakumugi さん

    中・高生向け、とあとがきにあるが、内容も問題提起もたいへんわかりやすく、考えさせる内容になっている。リサイクルは意識しているつもりだが、繊維製品って、まんまゴミなんだなよなぁ…。日本的にはデフレの解消、職業人としては、ディーセント・ワークの促進、ということなのかな。やりがいがあって、生活に困らない対価があること。今ある衣類、体型に気をつけて(笑)大切に着ていこう。

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長田華子

茨城大学人文社会科学部准教授。お茶の水女子大学大学院人間文化創成科学研究科修了、博士(社会科学)

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