「辺境」の抵抗 核廃棄物とアメリカ先住民の社会運動

鎌田遵

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784275004390
ISBN 10 : 4275004396
フォーマット
出版社
発行年月
2006年06月
日本
追加情報
:
20cm,337,7p

内容詳細

現代アメリカ社会における「異国」=先住民の土地に、「放射性廃棄物処分場」が…。先住民への表象差別の問題も提起しつつ、「聖地・環境保護」「経済開発」で揺れる、先住民族の抵抗の論理とその歴史を探る。

【著者紹介】
鎌田遵 : 1972年東京都生まれ。カリフォルニア大学バークレー校ネイティブアメリカン学部卒業。同大学ロサンゼルス校大学院アメリカンインディアン学部修士課程修了。同大学同校大学院社会科学・公共政策研究所都市計画学部博士課程修了(都市計画Ph.D.)。同大学非常勤研究員、テレビ番組制作会社勤務を経て、2006年度より日本女子大学、文化学院非常勤講師。専門はアメリカ先住民研究、地域研究(アメリカ合衆国)、都市計画(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • coolflat さん

    副題の「核廃棄物とアメリカ先住民の社会運動」と書いてある通り、今日の日本において参考になるだろうと思って読んでみたが、中身はほとんどが米国社会での先住民の現状についての紹介と考察だった。筆者も書いてある通り、メインは3章からで、2つの対照的なケースが書かれている。まず経済発展のために、高レベル放射性廃棄物の貯蔵施設を受け入れようとするメスカレロアパッチ族だ。最終的に彼らは交渉を打ち切って受け入れることはなかった。もう一つは低レベル放射性廃棄物を拒否するいくつかの部族に対するUSエコロジー社と政治の企みだ。

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人物・団体紹介

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鎌田遵

亜細亜大学教授。1972年、東京都生まれ。高校卒業後に渡米。以来、30年以上にわたって、先住民族やアメリカ社会においてマイノリティとされる人びとの社会運動、経済開発、環境問題などに関する研究に携わってきた。カリフォルニア大学バークレー校ネイティブ・アメリカン研究学科卒業。同大学大学院ロサンゼルス校ア

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