公安警察の手口 ちくま新書

鈴木邦男

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784480061980
ISBN 10 : 4480061983
フォーマット
出版社
発行年月
2004年10月
日本
追加情報
:
18cm,206p

内容詳細

謎のベールに包まれている公安警察。彼らはどんな手法で捜査を行うのか。かつて赤報隊事件で公安警察に濡れ衣を着せられた経験を持つ著者が、その捜査手法や権力構造を照射し、知られざる公安警察の真実を追究する。

【著者紹介】
鈴木邦男 : 1943年福島県生まれ。67年、早稲田大学大学政治経済学部卒業。70〜73年、産経新聞社に勤務。学生時代から右翼・民族派運動に飛び込み、72年に「一水会」を創り、「新右翼」の代表的存在になる。99年12月に「一水会」会長を辞め、顧問になる。現在、月刊「創」などにコラムを連載中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • kokada_jnet さん

    邦男節全開の本で、面白いです。鈴木邦男の最高作かも。公安警察から抑圧をうけた立場として、右翼と左翼の双方の状況を分析できる人は、他にはいない。「普段、右翼活動をしておらず突然事件を起こす」という「潜在右翼」に公安がまったく対応できていないという正論。しかし、それよりも面白いのは、執筆の参考のために革マルの幹部に会おうと、玉川信明に依頼かける箇所とか。見沢知廉事件で、「死体を埋め直す」作業を手伝ったボヤキとか。公安のスパイて成功するのは「明るくて、面倒をみてくれるような人間」というのも、面白いな。

  • M.O. さん

    筆者は大学卒業後新聞社に勤務、その後右翼団体を作り新右翼の代表的な存在となった(らしい)。その世界では有名人なのか?私は初めて知った。そういう人が書いているので公安への恨みつらみが随所に出ておりイマイチ理論的に話が進まない。読んでいて反れて行くので少しイライラする。公安警察や右翼左翼の関係など知らなかったので面白く読めたが深みはない内容。

  • 猫丸 さん

    例えば上野駅へ行ってみればいい。許可の下りないはずの場所で、条例に違反する音量で、口汚く隣国への根拠なき妄想を吐き散らす低脳をみることができる。街宣車の横暴を、通常の刑事警察は見て見ぬふりをして放置する。市民の安全を担保する警察力もあるにはある。しかし公安はそんな事に一切興味は無い。我が組織・予算を守るため、法を曲げ、違反も揉み消す。日本最大の反社会組織である。あるいは大きな荷物を持ってアメ横あたりをうろついてみるといい。さらに所持品検査を拒否すればすぐに10人程度の巡査が涌いてきてアナタを囲むだろう。

  • i-miya さん

    ★鈴木邦男『日本の公安警察』 2005.02.01 P34 違反もみ消す公安警察 右翼のため2005.02.02 公安職員 2000人  だめな公調  P68 1945.12.14 警備課設置 都道府県警察 P77 サンドイッチデモ P90 「正論」「諸君!」「サンケイ新聞」読者の方が、右翼より過激 P92 過激化する潜在右翼 ☆ 三島事件後自殺者20人内10人高校生  ☆1976 ロッキード事件の児玉誉士夫邸にセスナで突っ込んだ前野光保  

  • sansirou さん

    こんな本を読んでいるとアップしたら、私も公安からねらわれるのではないか、そんな気持ちにさせられる本。今の日本が、民主主義だなんておめでたいことを信じていてはいけないということですね。

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鈴木邦男

1943年、福島県生まれ

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