地経学とは何か 経済が武器化する時代の戦略思考 新潮選書

鈴木一人

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784106039348
ISBN 10 : 4106039346
フォーマット
出版社
発行年月
2025年09月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
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内容詳細

「地政学+経済安全保障=地経学」 危機の時代を生き抜く視座。自由貿易とグローバル化が終わりを告げ、トランプ関税、中国のレアアースなど、経済が武器化する時代が到来した。この危機を乗り切るために必要となるのが、地政学に経済安全保障の概念を取り入れた「地経学」の思考である。国際政治学の第一人者が、半導体、宇宙、資源など様々な視点から新たな時代の日本の指針を示す。

【著者紹介】
鈴木一人 : 1970年、長野県生まれ。95年、立命館大学大学院国際関係研究科修士課程修了、2000年、英サセックス大学ヨーロッパ研究所現代ヨーロッパ研究専攻博士課程修了。北海道大学公共政策大学院教授、米プリンストン大学国際地域研究所客員研究員、国連安保理イラン制裁専門家パネル委員などを経て2020年から東京大学公共政策大学院教授、22年から地経学研究所長。12年『宇宙開発と国際政治』で第34回サントリー学芸賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • パトラッシュ さん

    国家安全保障とは専ら軍隊や戦争、情報関係の話とされているが、戦いを支える経済力も不可欠。武器の開発や生産には多額のコストと高度な技術が必要な今日、経済や技術の強さは戦力に直結する。経済が武器化する現代を「地経学」の視点から分析し、国際政治を見る目を変えてくれる。地経学の考えを取り入れて国策とした中国に対し、自国だけでは経済衰退を止められないと判断したトランプ政権は半強制的に日欧に対米投資をさせて強いアメリカ復活を目指す。米中貿易問題とは単なる赤字の話ではなく、双方の未来を賭けた死闘であると認識させられる。

  • Ra さん

    第一人者が、半導体、IT・AI、宇宙、資源、経済制裁をテーマに"地政学×経済安全保障=地経学"について解説。「地経学を考える上で、その国が、国家という地理的に規定された空間において、どのような経済的資源を持っているのか、また、その資源を地経学的パワーとして、国際秩序の形成や変化に活用できているのか」という視点が重要であると説く。相互依存関係が張り巡らされるという意味でのグローバル社会が現前とあり、そこにおいて経済を"武器化"する動きが加速化する中、「戦略的自律性」及び「戦略的不可欠性」が重要になってくる。

  • ゼロ投資大学 さん

    経済はグリーバル化する。より生産性の高い場所に生産拠点は移され、高く多く売れる場所で商品は販売される。国境を越え、グローバルに広がるサプライチェーンを構築し、常にビジネスは拡大していく。現代の世界は、自由貿易を是としグローバルな経済活動を奨励し、他方で各国の政治的な思惑に左右され、経済が武器化している。地政学の枠組みの中に経済が武器として組み込まれる地経学の考え方を習得する。

  • Go Extreme さん

    地経学 経済の武器化 政経融合 グローバル化の終わり 相互依存 トランプ関税 半導体 TSMC シリコンシールド ラピダス 水平分業 インターネット民主化 情報統制 海底ケーブル 衛星ネットワーク スマホサプライチェーン データ支配 AIと地経学 宇宙商業化 GPS依存 宇宙デブリ ルール作り EV規制 エネルギートリレンマ 中東 経済制裁 SWIFT ドル支配 二次制裁 ソフトパワー喪失 相互関税 サプライチェーン米国化 日本の戦略 国際規範 技術的優位

  • Q_P_ さん

    言われてみればおっしゃるとおりで。新しいものの見方を得られた気がする。宇宙のことなんて、まさにこれからだろうから宇宙関連のニュースの見え方も変わるかも。

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