出稼ぎ 少年伐採夫の記録 みちのく・民の語り

野添憲治

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784784509614
ISBN 10 : 4784509615
フォーマット
出版社
発行年月
2006年10月
日本
追加情報
:
20cm,255p

内容詳細

戦後まもなく17歳の少年は、父とともに伐採夫として、北海道をはじめ全国各地を渡り歩く。その間、彼が見、体験したものは何か。人間扱いを拒否された「山の生活」とは。底辺労働者の心象、山の風俗を伝える実録。

【著者紹介】
野添憲治 : 1935年秋田県藤琴村(現・藤里町)に生まれる。新制中学を卒業後、山林や土木の出稼ぎを7年、国有林の作業員を8年の後、能代市に転住。大館職業訓練所(自動車整備科)を修了後、木材業界紙記者、秋田放送ラジオキャスター、秋田経済法科大学講師(非常勤)などを経て、著述活動に入る。『塩っぱい河をわたる』(福音館書店)で第42回産経児童出版文化賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • itokake さん

    1935年(昭和10年)貧農に生まれた著者が、17-23歳にかけて経験した出稼ぎ。貴重な当事者の記録が読めることに感動。日記をもとに書いているので詳しい。杣夫(きこり)達の作業、娯楽、賃金不払いや事故や事件を通して時代の一端が見える。長野の豪雪地帯では1月以上も飯場で雪に閉じ込められた。そんな中、晴れの日にかんじきを履いて行ける近隣の家を訪ねた。そこでザアザア音のするレコードで聞いた浪曲「壷坂霊験記」に涙が溢れて止まらなかったというエピソード。しみじみと感じ入る。出稼ぎを抜けるきっかけになった事件(続)

  • バーニーズマウンテンドッグ さん

    久々に本を読了。この本を読むのに半年くらい時間がかかってしまった(^^;)。秋田の山村(今の白神山地の南の方)出身の筆者が中学を出てすぐに北海道や信州、東北各地の山に伐採夫として出稼ぎに行った記憶を書き記している。戦後、5、6年たった頃から高度成長期が始まり、おそらくは都市部は大発展をし始めている頃までの話である。筆者の青春時代の冬の農閑期は各地の山の中に入っての重労働に費やされた。山の生活の大変さ、戦後にものすごく木を切った様子、当時の労働条件などがひしひしと伝わって来る。

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野添憲治

1935年、秋田県藤琴村(現・藤里町)に生まれる。新制中学を卒業後、山林や土方の出稼ぎ、国有林の作業員を経て、秋田総合職業訓練所を修了。木材業界紙記者、秋田放送ラジオキャスター、秋田経済法科大学講師(非常勤)などを経て著述業。『塩っぱい河をわたる』(福音館書店)で第42回産経児童出版文化賞を受賞(1

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