ぼくたちクルド人 日本で生まれても、住み続けられないのはなぜ?

野村昌二

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784772615150
ISBN 10 : 4772615156
フォーマット
出版社
発行年月
2022年12月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
160p;22

内容詳細

在日クルド人に幸せな暮らしが約束されないのは、なぜ?差別や迫害から逃れて日本に住むクルド人は、90年代からじょじょに増加し、約2000人と言われています。そのうち半数が「在留資格がない」不法滞在の状態に置かれています。「在留資格」がないと、会社に雇ってもらうことができず、生活保護も受けられません。公的な医療保険にも入れず、病気になっても病院にかかることができません。「在留資格」を取り上げられると、入管施設に収容され、強制送還の対象となります。知らなかったクルドの歴史と、在日クルド人社会がわかるおすすめの本!

目次 : 第1章 在留資格をください/ 第2章 国家なき悲劇の民族/ 第3章 一度だけの国家樹立/ 第4章 ワラビスタンに暮らすクルド人たち/ 第5章 11歳のハッサンが日本にやってきた/ 第6章 「難民鎖国」ニッポン/ 第7章 入管に収容されたクルド人/ 第8章 仮放免では生きていけない/ 第9章 クルド人の子どもたちの夢はどこにいくのか?/ 第10章 ハッサンの夢は叶うのか

【著者紹介】
野村昌二 : 1964年、広島県生まれ。英文誌の出版社、ノンフィクションライターなどを経て、2010年からニュース週刊誌「AERA」(朝日新聞出版)記者。2011年の東日本大震災では現地で取材をする。難民、入管、格差、貧困、マイノリティの問題を中心に執筆(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • たまきら さん

    どこに行っても居場所がない…それは永遠に続くいじめのようなものではないだろうか?何とか生き延びたのに、たどり着いた場所では生きることはできても仕事もできない。保健もない。修学旅行にも自由に参加できない。思い余って犯罪に手を染めると「だから外国人は」と言われる。前向きな支援もないのに…。ウクライナ難民との格差の話は辛かった…。「うちの国民になりたいならまずは軍にはいりなさい」という国もあるし…やっぱり世界的ないじめですよね、これ。

  • 宇宙猫 さん

    ★★★ 入管や難民認定制度の改善が必要なのは間違いないが、ここに登場する人たちが難民なのかは疑問が残る。子供向けだし、問題への入り口としては良い本かな。

  • 奏 さん

    ちょうど報道特集で仮放免の方が取り上げられていた。クルド人の方ではなかったが、その立場にある人の生の声を聞くと、よりこの制度が非道で人権を無視したものであると感じた。この本ではクルド人の歴史やなぜ難民として認定されにくいのかということも書かれている。

  • 蛇の婿 さん

    どれだけ突っ込みどころがあるかと期待して買いました。いやもう突っ込みどころ満載、期待以上の本です。インディアン嘘つかないけど大事なところ黙っているのは勝手。一方的に同情を引く話はするけれど実態は違うよね。読了時ちょうど川口市に『クルド人自治区を作りたい』って言いだしたというニュースもある。こんな本書いても本人たちが全部ぶち壊し。彼らは日本で日本に協力して日本人と仲良く住みたいんじゃないんだね。そりゃ入管も厳しい目で見るわ。皆さん騙されちゃいけませんよw

  • 🍭 さん

    Y329(社会福祉とあるがこれは316.1:国家と個人;基本的人権の範囲でしょ)図書館本。合同出版2022年11月30日発行。ヤングアダルト図書としてこの感覚の人権派ものを読ませるの個人的には微妙だと感じる。在日問題に近しいものを感じるが日本国の問題とは違いこちらの一世に関してはトルコ国内での差別からの逃避の日本にシフトする? ムスリムなんだからムスリムの地でやりな。イスラーム理解を深めるために色々読んだけれど、あなた方と日本人が同一の国家を背負って生きていくことは不可能です。厳しいことを書くけれど……

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