重森三玲 庭を見る心得 STANDARD BOOKS

重森三玲

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784582531763
ISBN 10 : 4582531768
フォーマット
出版社
発行年月
2020年04月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
219p;19

内容詳細

私にとっては、庭は最大の恋人である―「永遠のモダン」の求道者が語る、作庭と観賞の愉しみ。

目次 : 早涼林泉録(住宅は各人の美術館)/ 手掛けることの大切さ/ 作庭の楽しみ/ 庭を見る心得/ 日本庭園に於ける抽象性/ 日本庭園に於ける刈込の美/ 林泉愚見抄(無為の宝庫)/ 紫陽花林泉秘抄(薬玉飾り)/ 林泉季春抄(愛情をかける)/ 林泉新茶月抄(春風遅くとも開花する)/ 庭石を探す時/ 春眠鳥月記(喋らない庭石を喋らせる秘訣)/ 『茶室と庭』総説/ 今日の茶席/ 神無月林泉日録(今日の茶の湯のあり方)/ 草餅林泉秘抄(我が家を最高に楽しむ)/ 林泉朝顔譜(一輪の花)/ 古田織部と小堀遠州の芸術/ 孤篷庵の庭/ 桂離宮の庭/ 修学院離宮の庭/ 林泉水無月抄(庭は生きている作品)/ 作庭の今昔/ 庭における永遠性/ 私の創作庭園/ 梅花林泉録(拙宅の庭)

【著者紹介】
重森三玲 : 1896〜1975。作庭家・庭園史研究者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • アキ さん

    庭とは生活の場と密着して作られるものであり、現在鑑賞出来る日本庭園も依頼者がいる。地割・築山・石組・植栽の組み合わせで自然の美をいかに創作し、自然と共に生かすか。日々生長している芸術であり、変化してゆく。小堀遠州が桂離宮の造園の条件に金にお構いないこと、年月にお構いないこと、着手から完成まで見学に来ないことをあげたが、三玲はこれに依頼者がより高度性を持つことをあげる。何故なら作庭家が作った後長年手入れをするのは依頼者であり、そのようにして大徳寺大仙院の数百年変わらない庭を現代でも眺めていられるからである。

  • paluko さん

    208頁「何千年さきで、もし殆ど私の庭が崩れ去って、その細部の一部だけが残ったとしましても、その最後の一部にも、私の生命は宿っているでしょう。」この遠大な信念というか、むしろ信仰には感動する。それはしかし伝統を守り続けるという意味でなく、むしろ「永遠と言うことを考えると、将来に於て、空路の発達の異常なものがあることを予想して、上空からヘリコプターの如きで飛行しつつ鑑賞の出来ることを計算に入れて地割」(45頁)などの革新的な方向に向かっているのも興味深い。

  • アメヲトコ さん

    2020年4月刊。昭和を代表する作庭家、重森三玲の庭園論をコンパクトにまとめた一冊。伝統を固守するのではなく独創性をとの主張には力があり、桂離宮を評しては、もし自分に当時の条件をもとに作らせてもらえたらこれ以上に立派なものを作ってみせると豪語するあたりもすごい。その信念の強さに、読んでいる方の背筋も伸びる思いがします。

  • dzuka さん

    京都の庭の作庭家といえば、小堀遠州、小川治兵衛と並んで名前があがる重森三玲氏の庭についての考えがつまった随筆集。 桂離宮に始まり自身作庭の東福寺の庭に至るまで、なにが大事かということを、自身が庭とどう向き合ってきたかを、いろんな観点で教えてくれる。なかなか作庭家の考えなど聞けずに、観光ガイドの説明に耳が慣らされている身としては、目から鱗が落ちた気がした。 重森三玲庭園美術館も行ったことはあるが、この本を読んでからいけばもう少し見方が違った気がする。いずれにしろ創作の大事さを教えてくれた。

  • takao さん

    ふむ

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