薔薇を拒む

近藤史恵

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784062162142
ISBN 10 : 4062162148
フォーマット
出版社
発行年月
2010年05月
日本
追加情報
:
19cm,243p

内容詳細

施設で育った内気な少年・博人。進学の援助を得るため、同い年の樋野と陸の孤島の屋敷で働き始めた博人は、令嬢の小夜に恋心を抱くが、穏やかな日々は殺人事件により一変し…。禁断のゴシック・ミステリー。

【著者紹介】
近藤史恵 : 1969年大阪生まれ。大阪芸術大学文芸学科卒。1993年、『凍える島』で第四回鮎川哲也賞を受賞しデビュー。2008年には、『サクリファイス』で第十回大藪春彦賞を受賞し、同作は第五回本屋大賞二位にも選ばれた。豊かな想像力と巧みな人間描写力に定評があり、スポーツから古典芸能まで、さまざまな題材のミステリー作品を発表している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ダイ@2019.11.2〜一時休止 さん

    陸の孤島の屋敷で働くため不思議な人選で集められた主人公たち。怪しい人物がやっぱ怪しかったけどそういう動機ですか・・・。

  • そのぼん さん

    施設で育った少年が3年間の期限付きで事業家の家族が繰らす屋敷で働くことになって・・・。自然に囲まれた屋敷で起こる出来事が描かれていました。静かな空気感から一転、殺人事件が起こったことで屋敷に暮らす人々の関係に微妙な変化が生じます。そして、衝撃のラストまで目が話せませんでした。面白かったです。

  • nyanco さん

    時代は現代で、ありえなさそうなこの設定ですが、この美しい世界に一気に引き込まれます。彼らは何のためにそこに呼ばれたのか…。閉じ込められた美少女、美しい奥様…。愛しているからこそ…、この館に関わる者達の絡みつくような感情…。重苦しい各人の愛と想い…。久々に読んだな〜と思える作品でした。この重苦しい独特の世界にどっぷり浸れる読書タイムを堪能いたしました。装丁もとても見事!ソフトカバーは安価で嬉しいのですが、勿体ないくらいでした。続→

  • ミナコ@灯れ松明の火 さん

    フィニッシングストロークにすっかりやられてしまい、鳥肌。山奥の大きな洋館、謎めいたお嬢様、複雑な家族構成、美少年ふたり という、いかにも「さあこれから事件が起こります」と言うような設定もたまには楽しい。犯人は誰なのか?という謎解きよりも、登場人物が皆腹に黒いものを抱えてひっそり黒い塊を育てている不気味さが印象的だった。じわじわと正気を焼き尽くしていく静かな狂気が怖くもあり、どこか妖艶でもあり。

  • エンブレムT さん

    禁断のゴシック・ミステリーという帯の煽り文句には正直「?」ですが、清水玲子さんや萩尾望都さんの美麗かつ雰囲気のある画でコミカライズされたらピッタリであろう世界でした。「エキセントリックで美しい奥様」「謎めいた美少女」「訳アリの家庭教師」「暗い過去を持つ2人の美少年」「渦巻く悪意」これらキーワードに心動かされた人は楽しめると思います。不穏な空気が流れ、なにもかもが意味深。真実が浮き彫りにされるたび、誰かの傷から血が流れ出すような感じ。一度血を吸い上げた薔薇は、歪んだ形でしか咲き誇ることができないのかも。

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