あの日の交換日記 中公文庫

辻堂ゆめ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784122074965
ISBN 10 : 4122074967
フォーマット
出版社
発行年月
2024年03月
日本
追加情報
:
312p;16

内容詳細

市川憂人氏、大絶賛!
「辻堂ミステリの最高傑作であり真骨頂。
本書で秘密を解くのは探偵ではない。読者である」


先生、聞いて。私は人殺しになります。お願いだから、じゃましないでね?「教師と児童」
わたしだって本当の気持ちを書くからね。ずっと前から、ムカついてた。「姉と妹」

嘘、殺人予告、そしてとある告白‥‥。
大切な人のために綴られた七冊の交換日記。そこに秘められた、驚きの真実と感動とは?
――この緻密な仕掛けを、是非読み解いてください。

【著者紹介】
辻堂ゆめ : 1992年神奈川県生まれ。東京大学卒。第13回『このミステリーがすごい!』大賞優秀賞を受賞し『いなくなった私へ』でデビュー。『トリカゴ』で第二十四回大薮春彦賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • Karl Heintz Schneider さん

    交換日記をめぐる7つの物語。LINE、メール全盛のご時世に交換日記?でも、だからこそ肉筆で書かれた日記が人々の心を打つ。第二話「教師と児童」が印象に残った。「先生聞いて、私は人殺しになります。」そんな生徒からの交換日記を受けて教師は何もしようとしない、なぜ?驚愕の真実に鳥肌が立った。教師はそれをわかっていたのか、それとも・・・デジタルではなく、人の手によって書かれた文字は人の心に響く。改めて、そのことを思い出した。

  • よっち さん

    先生の提案から始まった交換日記。様々な立場の二人による7編の交換日記が紡ぐ連作短編集。白血病で入院する生徒と先生、教師と殺人予告をする生徒、双子姉妹のやりとり、母に息子が書いた交換日記の真相、交通事故の加害者と被害者のやりとり、上司と部下による手書きの業務日誌を通じた交流、そして先生が縁で出会った夫妻。一つ一つのエピソードを積み重ねてゆく中で、徐々に明らかになってゆく登場人物たちの意外な繋がりとその後にも驚かされましたが、交換日記の広がりを通じて紡がれていった優しさに満ちた関係がとても印象的な物語でした。

  • 葵@晴読雨読 さん

    辻堂ゆめさん初読み。交換日記をモチーフにした連作短編集。1話めで、…ん?と思ったのですが、見事に繋がりました!すごく心地よい読書でした✨

  • shi− さん

    最近どハマり中の辻堂さん。今作もストライクでした!! 交換日記、懐かしいなぁ、とワクワクしながら読み始め、あれ?短編と思った途端、ん?繋がってる?と。 一章一章は綺麗に終わりを迎えてたけど、これ、どう繋がるんだろう?と。 後半部分で、見事な温かい繋がりが。 坂田小百合と、言う一人の先生が繋いだ温かいお話だった。

  • flower0824_ さん

    小学校の教師と児童の間で始まる交換日記。そこから親子や姉妹、上司と部下、夫婦の間で交わされる7冊のノート。最初に交換日記をするときのお約束も決められている。メールでも手紙でもなく、ルールがある交換日記だから面と向かって言えないことも伝えられるのだろう。一話ごとのさり気ない伏線やトリックが最終話で見事にまとまっていく。あたたかい気持ちにもなるし、ちょっぴりせつない気持ちにもなる、好きな作品でした。

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辻堂ゆめ

1992年神奈川県生まれ。東京大学卒。第13回『このミステリーがすごい!』大賞優秀賞を受賞し『いなくなった私へ』でデビュー。『トリカゴ』で第24回大藪春彦賞受賞。他の著作に『山ぎは少し明かりて』『十の輪をくぐる』(小学館)、『僕と彼女の左手』『あの日の交換日記』(中央公論新社)など多数(本データはこ

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