10代から知っておきたいあなたを丸めこむ「ずるい言葉」

貴戸理恵

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784866214481
ISBN 10 : 4866214481
フォーマット
出版社
発行年月
2023年07月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
184p;19

内容詳細

「生きづらさ」を考える社会学者が、目に見えない「空気」に飲みこまれないための考え方を伝授!「漠然とした排除の恐怖」「範囲のあいまいな『みんな』」「暗黙のルール」。「気が進まない」けど「そうしなきゃ」と思わせる同調圧力の正体に気づき、「自分自身」を取りもどす!

目次 : 第1章 親密さを利用する言葉/ 第2章 連帯責任を利用する言葉/ 第3章 親切を装った言葉/ 第4章 人格否定の言葉/ 第5章 集団の秩序を利用する言葉/ 第6章 裏切りと思わせる言葉/ 第7章 排除の恐怖をにおわせる言葉/ 第8章 「勝ち残ること」を強要する言葉

【著者紹介】
貴戸理恵 : 1978年生まれ。関西学院大学教授。専門は社会学、不登校の“その後”研究。アデレード大学アジア研究学部博士課程修了(PhD)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ☆よいこ さん

    分類361。自分の外側にある規範に沿って行動するのは、社会的な動物である人間にとって必然。しかし同調圧力が誰も幸せにしないになることがある。同調圧力が強い社会は、多様性を認めずマイノリティを排除する不寛容さと表裏一体。知ることで、同調圧力を引き下げることができるはず▽ありがちなシーンを24場面挙げて解説する。抜け出すための考え方がある▽専門用語の解説や理論が、引用先まで明示されている所がとても良い。コラムも最新の情報、けれども緑色フォントは薄いのでやめて欲しかった。2023.7刊。良本

  • たかこ さん

    「ずるい言葉」。『女性を閉じこめる「ずるい言葉」』とか『あなたを閉じこめる「ずるい言葉」』も読んでいるけれど、本当に読んでいてモヤモヤする。同調圧力は明文化されたルールではないから正解がなくてモヤモヤするんだと思う。「よくあることだ」「仕方がない」と流してきた日常の場面について、「本当にそうかな?」と立ち止まった時、その場を変えるのは言葉や態度だと思う。息苦しくても波風立てずに同調して過ごせばいいのかもしれない、そんな思いを持つ方が少しでも減る寛容な世界になって欲しい。そして、たくさんの言葉を持とう。

  • 藤月はな(灯れ松明の火) さん

    長年、家庭で父親からずるい言葉達を投げつけられては受け流しきれずにモヤモヤしていた。でも読んでいく内に私もずるい言葉に職場や学校などで加担していたんだと気づき、それを投げてしまった相手への申し訳なさとそれを呑み込んでしまった自分への恥で打ちのめされる。最後のチャプターに直属の上司に自分の事を「発達障害は個性です」と励まされたが、実際に仕事で調子が悪いと「自分の事でしょ!努力しなよ!」と言われ、泣きそうになった事を思い出した。本当に「みんな」って使い勝手の良い、呪いの言葉だなと思う。

  • とよぽん さん

    人を丸め込むイヤな言葉って、日本だけなのか? いつからだろう。こんな息苦しい世の中になったのは。同調圧力・・・巧妙な表現だ。不寛容で、相手への想像力に欠け、保身に全力を尽くす。子どもの世界でも、それが横行しているような恐ろしい現代社会。「ずるい言葉」を言われたときの対処法、考え方を社会学者の著者はわかりやすく説いている。特に学校のあり方について、次の世代に対する大人社会の責任を問う。自身も学校へ行けない時期を経験した著者ならではの視点も書かれており、良書。同調圧力に苦しんでいる人に是非読んでほしい。

  • たまきら さん

    夫が「すごく面白い」と真剣に眺めていたのがとても印象的でした。先日「18祭」というドキュメンタリーに登場した18歳の子たちのインタビューでお化粧した子が出て来て、夫だけが「なんだこいつ男なのに」とつぶやいたとたん、その子が「なんだこいつ男なのにって言われるけど…」と話し始めました。私も娘も、正直彼のジェンダー多様性への無神経な発言には失望したことが今までも何度かあったんです。けれどもこの一瞬で彼が自分の発言を深く恥じたことが伝わりました。変わろうとする彼を評価したいです。

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