ブックオフから考える 「なんとなく」から生まれた文化のインフラ

谷頭和希

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784787235206
ISBN 10 : 4787235206
フォーマット
出版社
発行年月
2023年06月
日本
追加情報
:
248p;19

内容詳細

ブックオフから考える。社会と都市と文化の「つながり」を―。ブックオフが誕生した1990年代以降の「ブックオフ論」をたどり、実際に店舗を観察して、「なんとなく性」という切り口から、ブックオフの魅力や現代社会での役割を照らし出す。

目次 : プロローグ―ブックオフで神隠しに遭う/ 序章 いまこそ、ブックオフを考えよう/ 第1章 「かたる」―ブックオフはどう語られてきたのか/ 第2章 「めぐる」―ブックオフから都市を眺めて/ 第3章 「あそぶ」―ブックオフは原っぱだ!/ 第4章 「つくる」―ブックオフ文化人たちのこと/ 終章 「つながる」―ブックオフが生み出す「公共性」とは

【著者紹介】
谷頭和希 : ライター・作家。チェーンストアやテーマパークをテーマにした原稿を数多く執筆。一見平板に見える現代の都市空間について、独自の切り口で語っている。「東洋経済オンライン」「Web Across」などで連載を執筆、文芸誌などにも多く寄稿をおこなう。2022年に初の単著『ドンキにはなぜペンギンがいるのか』(集英社)を上梓(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ねこ さん

    私は図書館、ブックオフ、古書店、本屋、全て好きですがそれぞれ立ち位置ご違いますね。ただ本書でも語られていますが上記の中で1番敷居が低く、居心地がいい。今ではブックオフは本だけではなく、衣料、雑貨、フィギュア、トレカと幅広く商材を広げています。たまたま今日のニュースで23年6月〜23年11月の連結決算ブックオフは営業利益105億9000万円とありました。創業30年国内店舗800弱。今後も文化のインフラとして頑張ってもらいたい。…ただ家の近くのブックオフ、書籍は人気がないのかスペースはドンドン減ってます⤵︎

  • tamami さん

    ブックオフは、1990年古本市場に大きな可能性を見出した実業家坂本孝の手により創業され、その後全国に数百店舗を展開する事業となる。元所有者から提供された大量の本や雑貨を、即店頭に並べる形で構成されるブックオフの品揃えは、雑多で販売戦略といったものにはほど遠い。著者は、そこにブックオフの面白さ、存在意義を見る。今や書店と並んで街で必須のインフラの一つともいう。書店の減少が止まらない現在、本の流通を内容と価格と手に入れやすさという点から考えたとき、ネット販売と一般書店とブックオフと、棲み分けが続くのだろうか。

  • kei-zu さん

    著者も書いているが、最近はブックオフが担った役割にを振り返る本が何冊か出始めている。ただ、これも著者が指摘することだが、そこには回顧的な感情も含まれている。現在に比して乱暴な値付け(褒めてる)であった90年代のブックオフは、確かに楽しかった。居場所がない若者(特に地方在住)が、地元のブックオフで「文化」に触れた歴史があるとの証言も。

  • ぐっち さん

    ブックオフのフラットな品揃えと居やすさとそれらがはぐくむ文化論。ブックオフ巡りとか3000円ブックオフとか面白そう。最近、近所には実店舗が少なくなってきてさみしい限りですが、私もよくブックオフオンラインから買ってブックオフオンラインに返してます。

  • 阿部義彦 さん

    新古書ハンターの漫画を前回読みましたが、ほぼ同時期にブックオフ関連の本が青弓社から出たのでついでに両方買って今読み終わりました。私も地元仙台での第1号店で開店スタッフとしてお世話になったブックオフ。その後続々仙台にも出来て、何店かは閉店もしましたが私が働いてた店はまだ有って、読んだ本はそこに売ってます。著者はブックオフの棚の特徴として『何となく性』という言葉を使って面白い切り込み方をしています。新刊書店も数が減り、辺境部ではブックオフが唯一の文化的インフラを担って、そこからクリエイターも出ています。

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谷頭和希

ライター・作家。チェーンストアやテーマパークをテーマにした原稿を数多く執筆。一見平板に見える現代の都市空間について、独自の切り口で語っている。「東洋経済オンライン」「Web Across」などで連載を執筆、文芸誌などにも多く寄稿をおこなう。2022年に初の単著『ドンキにはなぜペンギンがいるのか』(集

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