首木の民

誉田哲也

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784575247473
ISBN 10 : 4575247472
フォーマット
出版社
発行年月
2024年06月
日本
追加情報
:
384p;20

内容詳細

大学の客員教授、久和が窃盗と公務執行妨害の容疑で逮捕された。運転する車の中から、血の付いた他人の財布が発見されたのだ。久和は内閣府が設置する経済財政諮問会議に参加したこともある経済政策通だが、警視庁志村署の佐久間に対し「公務員を信用していない」と言い、取調べは進まなかった。一方、財布の持ち主を捜していた志村署の中田は、フリーライターの菊池に行き着く。菊池は交通事故を探っていたが、その事故には財務省のある人物が絡んでいた。

【著者紹介】
誉田哲也 : 1969年東京都生まれ。学習院大学卒業。2002年『妖の華』で第二回ムー伝奇ノベル大賞優秀賞、03年『アクセス』で第四回ホラーサスペンス大賞特別賞を受賞。人物それぞれの精密な視点から物語を構築し、警察小説や犯罪小説、青春小説等を発表、多くの読者を獲得している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • starbro さん

    誉田 哲也は、新作をコンスタントに読んでいる作家です。本作は、著者の新境地でしょうか、財務省財政政策社会派ミステリでした。財政・経済政策には、色んな考え方がありますが、好調な業種、売れてる商品・サービスがあり、低いレベルでも成長し、賃金が上がっていかないと、その内デフォルトを起こすと思います。その前に無駄(ほとんど意味のない国会議員、何時まで経っても出来ないリニアモーターカー等)を極力削減頂きたい。 https://www.futabasha.co.jp/book/97845752474730000000

  • いつでも母さん さん

    大好きな誉田さんに嫌いな財政をかなり勉強させられた感(汗)理解出来ないと泣きが入りそうではあったけれど。財務省・日銀・国債・天下り・・だめだこりゃな国に暮らす私たちの忍耐はいつまで?どこまで?第五章になってからページを捲るスピードは加速する。事件そのものは想像の範囲内の決着なのだが、なんだかアイツ等に馬鹿にされた感じが拭えないのは私だけかな?で、佐久間係長と仲間たち、佐久間の家族にもまたいつか会えるといいな。

  • ケンイチミズバ さん

    この国の在り方に物申すテキナ、著者個人の主張を作品のメインテーマに盛り込む傾向が今回も見受けられます。あの個性的な経済アナリストとのコラボかとも思える財務省批判です。事件そのものは薄っぺらで姫川班は登場しません。権力が捜査に介入し交通事故をもみ消す程度のよくあるやつです。作品の本流はそこではありません。赤字国債の発行は国民の借金ではない、帳簿上の負債はデータでしかなく、キャッシュフローとしての実態はない。日銀が紙幣を増刷すれば問題はない論派の見解です。それを調室で新進気鋭の大学教授が警察官相手に論じます。

  • ナミのママ さん

    緊急逮捕された容疑者への取り調べ、血のついた財布。逮捕されたのは大学客員教授の久和、彼はこの一件で内定していた内閣官房参与入りを見送られてしまった。前半のほとんどは取調室でのやりとりで綴られるこの作品だが、いわゆる警察小説ではない。内容が経済談義なのだ。財務省を取り上げ日本経済についてわかりやすく書かれている。先日、森永卓郎さん『ザイム真理教の大罪』を読了したので重なる部分も多くて頷きっぱなし。税、国債、日銀、天下り…。あまりに面白くて忘れてたけど刑事事件も真相にたどりつく。

  • misa* さん

    思っていた程の警察小説って感じではなくて、どっちかというと社会派?かな。政治にはそんなに詳しくないから、けっこう読み進めるのに難しい場面もあったけれど、読み終えた後にザラっとした日本経済に対しての嫌悪感みたいなものが残った。読了後に職場の人と「財務省」について話したこともまた新しくて、なんか色々と勉強になった作品だった。もちろんストーリーも面白かったけれど、薄々先が読めてしまってもう少し捻りがあったらなーとは感じた。

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誉田哲也

1969年東京都生まれ。学習院大学卒業。2002年『妖の華』で第二回ムー伝奇ノベル大賞優秀賞、03年『アクセス』で第四回ホラーサスペンス大賞特別賞を受賞。人物それぞれの精密な視点から物語を構築し、警察小説や犯罪小説、青春小説等を発表、多くの読者を獲得している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載

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