ぷくぷく、お肉 おいしい文藝 河出文庫

角田光代

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309419671
ISBN 10 : 4309419674
フォーマット
出版社
発行年月
2023年05月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
檀一雄 ,  
追加情報
:
224p;15

内容詳細

ステーキ、とんかつ、焼肉に焼き鳥、欧風にシチューもいいし、生姜焼きだって捨てがたい―果てはマンモスまで!?食べたくなったらもう我慢できない!肉への果てしない欲望と愛情を惜しみなくつづる、満腹必至のお肉エッセイ32篇。

目次 : ありが豚(角田光代)/ スキヤキスキスキ(阿川佐和子)/ エラクなりたかったら独身だ、スキヤキだ(開高健)/ 牛鍋からすき焼へ(古川緑波)/ すき焼きの記憶―「自作の中の味」という課題で(山田太一)/ すき焼きが好き(村上春樹)/ ビフテキ委員会(赤瀬川原平)/ 世界一のステーキ(馳星周)/ 肉それぞれの表情(神吉拓郎)/ とんかつとカツレツ(池波正太郎)/ 味噌カツ(向田邦子)/ 冬でも夏でも、たんてきに足が冷たいんである(川上未映子)/ ビフテキとカツレツ(阿川弘之)/ 昔のトリ(佐藤愛子)/ 焼きトリ(内館牧子)/ 鴨よ!(菊地成孔)/ 焼肉(久住昌之)/ 夕食 肉は「血湧き肉躍らせつつ」(井上荒野)/ 日本風焼肉ブームに火がついた(邱永漢)/ ビーフ・シチュー(檀一雄)/ 血よ、したたれ(伊丹十三)/ 梅田で串カツ(町田康)/ 牛カツ豚カツ豆腐(内田百〓)/ 豚肉生姜焼きの一途(東海林さだお)/ 長崎の豚の角煮(吉田健一)/ バスティーユの豚(四方田犬彦)/ 豚ロース鍋のこと(吉本隆明)/ 豚のフルコース(島田雅彦)/ ギャートルズ(園山俊二)/ 獣の味(平松洋子)/ 韃靼ステーキ(三宅艶子)/ 肉がなけりゃ(色川武大)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ちえ さん

    肉、時々すごく食べたくなるんだよね。やっぱり豚かな。角田さんの豚愛凄い。この本はすき焼き、ビフテキ、とんかつ(カツレツ)が多い。東海林さん〈かつてはご馳走だったのにいつの間にか影が薄くなってしまったものに、鶏のもも焼きとポークソテー〉に子供の頃何回もお使いで肉屋さんに鶏のもも焼きを買いに行った事思いだす。で1回「まだ焼けてないよ」と言われて「じゃあ」って生の鶏ももを買ってきちゃった。今なら母の絶望が分かる(笑)。生姜焼きも食べたくなる。焼き立ておいしいよー。川上さんが思い出す友達の話にはウルッとする。

  • ひさか さん

    2014年2月河出書房新社刊。2023年5月河出文庫化。32編のお肉エッセイ。最初に角田光代さんの豚肉謳歌の話があり、2編目から、すき焼、ステーキ、カツというような種類毎の並び順だったので、角田さんの豚肉愛の話が魅力的に思えた。山田太一さんの異人たちとの夏のすき焼きの話が「こんなところで!」感があって、とても興味深かった。面白い話は心に残ります。

  • まぶぜたろう さん

    食エッセイは大好きだが、そのアンソロジーは意地汚いというか、せこい感じがして読んだことがなく、浜松出張の行き帰りに仕方なく買った。案の上つまらない。肉の切れっ端をちょっとずつ食べさせられてるよーで満腹感がない。名作家の名文かもしれんが、どーもいじましく物欲しげだし、料理以外のことを書いてると腹が立つ。中では阿川佐和子と古川緑波が良く、ネタはどちらもすき焼き。すき焼きって食エッセイの花形なのかもね。ちなみに、平松洋子を久々に読んだが「私、名文書いてます」感があざとくてあざとくて。なんで評価高いの?

  • はるき さん

     「肉食」という単語のイメージの強さがまず凄い。栄養素云々は抜きにして、大変に本能的。

  • ジロリン さん

    お肉はハレの日のモノで中でもビーフステーキはその最たるもの、という世代なので(笑)どうしてもそれ系の一篇が気になるのだが、それでもローストビーフをお題にチョイスした伊丹十三の嫌味スレスレなスノッブ臭全開の一篇が最も印象的。そもそも「血のしたたるようなローストビーフ」なんてフレーズ自体がフツーの日本人の想像外(個人の感想です笑)。さらに加えて「ところでロースト・ビーフにつけるのはホース・ラディッシュ・ソースであって〜ロースト・ビーフにはこのソース以外はあわないことになっている」という断定する一文に痺れる♪

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人物・団体紹介

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角田光代

1967年神奈川県生まれ。90年「幸福な遊戯」で海燕新人文学賞を受賞しデビュー。96年『まどろむ夜のUFO』で野間文芸新人賞、2003年『空中庭園』で婦人公論文芸賞、05年『対岸の彼女』で直木賞、06年「ロック母」で川端康成文学賞、07年『八日目の〓』で中央公論文芸賞、11年『ツリーハウス』で伊藤整

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