私的読食録

堀江敏幸

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784833450805
ISBN 10 : 4833450801
フォーマット
出版社
発行年月
2015年10月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
221p;22

内容詳細

食のエンタテインメント誌『dancyu』で、連載9年目を迎える「私的読食録(してきどくしょくろく)」100回分が、遂に書籍になりました!

人気作家の角田光代さん、堀江敏幸さんが交代で、一冊の本と、その本にまつわるエッセイを執筆。
紹介される小説、マンガ、絵本、料理本、詩集にいたるまで、さまざまな形で「食」が関わっています。

ダンディな食があり、執念の食があり、滑稽な食や、せつない食があり、胸に迫る食があり。
ただ「おいしい」だけでは片づけられないこれらの「味」は、本を読むことでしか食べられません。

いま、本を読んでいるのに、さらに別の本を手にいれて読みたくなる不思議な食エッセイ。
是非、お手にとってご覧ください。

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • KAZOO さん

    danchyuに堀江さんと角田さんが交互に連載されていた書評を100回分まとめたものです。角田さんの「父の詫び状」から堀江さんの「赤目四十八瀧心中未遂」まで掲載されています。この書評のありがたいことは新刊ではなく、過去に出版されたものが中心となっていてしかも掲載雑誌の関連から食べ物がらみのものが結構入っていることです。読みたくなる本がまた増えます。

  • Ikutan さん

    ページ数の割りに読むのに時間がかかりました。それもその筈、この一冊の中に、100冊の本がぎゅーっと詰まっています。『食』に着目して書かれた書評エッセイ。日常のエッセイから始まってさらっと本の紹介をされる堀江さん。理路整然とした文章で的確な分析、思わず唸ってしまう角田さん。お二人が交互に執筆されています。小説でしか得ることができない味の体験や余韻。読後に鮮やかな記憶を残す食の場面。やっぱり、想像力を駆り立てられる食の描写は魅力的ですね。レシピを読みものと捉えるというのもいいなぁ。もう、読みたい本がいっぱい!

  • めしいらず さん

    堀江さんは食に対してとても淡白な印象だけれど、作品内の見過ごしがちな点への濃やかな目配りはさすが。一方の角田さんは、食と作品と自身の日常とが違和感なく且つ濃密に絡まり合い、その作品の魅力を際立たせる的確な引用と考察も相まって、いつもながらに見事。何より読みたくなるし食べたくなる所が素晴らしい。その非の打ち所のなさが逆に難と言いたくなる程に。「本来私たちは、病むためでなく健やかであるために食べるのだ、と。わかり合えないと知るためでなくわかり合えると思って他人とかかわるのと、まったくおんなじに」。いやはや!

  • のぶ さん

    タイトルを見て何の本だかわからず、好奇心で購入した。和洋の文学作品から食の描写のある本を各50冊、計100冊を交代で1作品2ページのエッセイにして集めたもの。短い文章の中、本当によくまとめられているし、食べ物の話なのでエッセイ集として読むのも楽しいが、これは文学ガイドとして、紹介されている本を読んでみる、という使い方の本が絶対に良いと思う。中に二人の対談が挿入されていて作品のチョイスは自身でやったとある。選ぶまでにどれだけの本を読み、何という記憶力を持っているのか?!。この二人ただ者ではない!

  • AKIKO-WILL さん

    角田さんと堀江さんのお二方が交互に50冊ずつ読食録と称する書評をする。100冊の中で自分が読んだ本は2.3冊しかなかったのでどの本も興味深かったです。2人の対談も面白いし!角田さんの太宰治の小説に出てくる料理はどれも不味そうに感じると読み、ちょっと読んでみたくなりました。鴨居羊子さんと武田百合子さんの本は読んでみたいな。お二方の紹介する本も重ならないほど色んな作家の作品が出てくるのでこの100冊読めば、また知識がグーンと広がりそう。

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人物・団体紹介

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堀江敏幸

1964.1.3〜。作家。岐阜県生まれ。1999年『おぱらばん』で三島由紀夫賞、2001年「熊の敷石」で芥川龍之介賞、2003年「スタンス・ドット」で川端康成文学賞、2004年同作収録の『雪沼とその周辺』で谷崎潤一郎賞、木山捷平文学賞、2006年『河岸忘日抄』、2010年『正弦曲線』で読売文学賞、2

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