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沖縄の街で暮らして教わったたくさんのことがら 「内地」との二拠点生活日記 論創ノンフィクション

藤井誠二

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784846021245
ISBN 10 : 4846021246
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2022
Japan

Content Description

なぜ沖縄を選んだのか。どんな暮らしが待っていたのか。いまも押しつけられている「分断」。それを前提としながら「沖縄」を消費する私たち。「内地」と沖縄との二拠点生活を綴る。

目次 : 1 暮らし始めた沖縄(ぼくが毎月、「沖縄」で過ごすワケ/ 那覇・栄町の飲み屋街をぶらぶら歩く ほか)/ 2 酒と歴史とホルモンと(居酒屋で聴く「沖縄民謡」が身体に染み渡る/ シーサーのルーツ「石獅子」を見にいく ほか)/ 3 アンダーグラウンドの沖縄(沖縄だからこそ実現した「噂の真相」岡留安則さんとの交流/ 岡留安則さんが生前語った移住暮らし ほか)/ 4 首里城が燃えた(ミステリー小説の舞台になった「パラソル通り」/ 沖縄で真藤順丈さんの本を読む ほか)

【著者紹介】
藤井誠二 : 1965年愛知県生れ。ノンフィクションライター。ライターの他にもテレビやラジオ、インターネットのコメンテーターや司会、大学の非常勤講師を務めてきた。主な著書に『コリアン・サッカー・ブルース』、『人を殺してみたかった』、『暴力の学校倒錯の街』、『体罰はなぜなくならないのか』、『殺された側の論理』、『加害者よ、被害者のために真実を語れ』、森達也氏との対話本『死刑のある国ニッポン』。人物ルポ集として『「壁」を越える力』、『路上の熱量』。沖縄関連の著書として『沖縄アンダーグラウンド―売春街を生きた者たち』(第5回沖縄書店大賞・沖縄部門大賞受賞)。ミックスルーツの女性の人生を描いたウェブ媒体のルポで「PEPジャーナリズム大賞・現場部門2021」を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • kawa

    沖縄と東京に仕事場を持つ著者。移住本として手に取るが、その期待は小気味よく裏切られる。沖縄はのんびり静養地ではなくばりばり仕事をこなす地。本書はコロナ前の数年間、著者の「アンダーグラウンド沖縄」(沖縄の売春街の戦後史が題材)の執筆事情を交え、かの地の人々とのゆんたく(おしゃべり)を日記風に綴る。「表層を語ると叱られ、深入りすると火傷」「政治がらみの話しを避ける」。薄々感じていた思いを再確認。よく飲みよく食べる著者、その情報も参考にはなるのだけれど心配…案の定の事態に。身体を労りながらの活躍を祈りたい。

  • 二人娘の父

    実にうらやましい生活だ。私のような勤め人には、とうていかなわない夢のような生活だ。もちろんその背景にはフリーライターとしての、苦しく孤独なたたかいもあるだろう。でも、それも含めてうらやましい。自分はいつから、こんな「安定」だけを頼りにした生活に慣れてしまったのか。などと本筋とは関係のない嫉妬心に駆られるエッセイ。そんなこと考えてるヒマがあれば、動けよ!ともう一人の自分が叫んでいる。しかし藤井さん、脳出血で大変だったとは知りませんでした。無事でなによりです。

  • おおきなかぶ

    著者の政治的思考とは考えを異にしますが、20年以上前に7年近く暮らした沖縄の街の現在を垣間見ることが出来、楽しい一冊でした。

  • taq

    今まで読んだ沖縄関係の著者が次々登場して筆者と繋がっている。沖縄を一つの視点で括らずそこで生活している様々な立場の人たちや苦難に満ちた歴史、本土や他の島々との関係など一筋縄ではいかない複雑さを割り切らずに伝えてきた人たち。「はじめての沖縄」「断片的なものの社会学」の岸政彦氏や衝撃を受けた「ヤンキーと地元」の、先日逝去された打越正行氏などなど。これらの人の著作のおかげで沖縄への理解が深まったと同様、同じ視線を共有する筆者の日記も、何気ない日常の中に沖縄の現実が浮かび上がってきてとてもよい。

  • かみーゆ

    藤井さん人脈スゴいなあ。「ひとモノガタリ」の半分くらいは飲み友達じゃねえかと思いながら。沖縄の今がリアルに感じられる気がして、楽しい読書でした。何はともあれ健康に気をつけていただきたいですね。ただ明らかな校正ミスが散見されるのはいかがなものか。。ネットの転載だからそのままにしてるってことなのかしら。「校正」でクレジット載ってるけど仕事減るぞ。

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