ﾐﾜｻﾝ､ｽﾃｷ~~

今まで聴いてきた歌達がすべて陳腐な物に思えた。このアルバムに出会って愕然とした。言葉の一語一句が刺の様に胸に突き刺さって抜けない。ただただ素晴らしいアルバムだ。

NHK「そのとき名曲が生まれた」での「ヨイトマケの唄」。彼女のうた、というより全身を震わせる演技そのものをみた時、特に「カアチャーン！」と叫びを聞いた瞬間、ボロボロと泣きました。この新譜のアレンジはその時のものと同じだったので買いました。しかし彼女の歌はそれだけでなく、どれもすばらしく音を奏でたものだと知ると、大学2回生の自分には、これは音楽コレクションに加えねば、と嬉しい発見でした。ちなみに新潟出身の者として、「砂山」は特別です。夕日が佐渡島にきえてゆく風景。それこそ新潟人のこころなんです。

日本歌謡史における名作中の名作。恐ろしいまでの戦争に対する真摯な描写と批判精神。今日の薄っぺらな「J-POP」のCDを1000枚集めても美輪の歌には対抗できない。

いい歌はこの世の中､吐いて捨てるほどあるけど､初めて聞いた歌なのに自然と涙が溢れてくる歌い手は､日本人としてはごく少数しかいないのでないでしょうか?そんな一人がこの人です｡

大好きな本です。人生に前向きになれます。読めば読むほど「なるほどねぇ」と感心し楽になれますよ。人生嫌なことばかりじゃない、その分良いことがあるんだからと読み終わると心から思えます。そして読み返したくなる本です。美輪さんの他の本も是非読んでいただきたいですね。心の栄養となること間違いなし！です。

まさに一家に一つ！家宝です！素晴らしすぎる声の表現力は、他の追随を許しません。

手に取りやすい縦長の形で、美輪さんの格言が集まった本です。一ページごとに端的な格言が書かれています。ページもお花の上品なイラストで枠どりされていて可愛らしいです。一度前から一通り読んだ後は、ふとした時にパラッとめくってみて、その日の言葉にするのがおすすめです☆

美輪さんの言葉はとてもエレガントで、だからこそ厳しい指摘も心にずしんと響くし、その中で緩和剤的になされるお茶目なコメントも可愛らしくて、大好きです。こちらの本は、「〇〇について」という形で、美輪さんから見た「会社」「男と女」などの普遍的な人間関係の問題や、「電話のかけ方」や「礼儀」、さらに当時話題になった「ハンカチ王子」や「ホリエモン」など話題の人、そして「ニート」「少子化」などの社会問題まで、短めの文章が集められています。「世直しトークあれこれ」と題されているように、社会問題の比率が少し多いかな。でも、ただ単に現代社会を憂いているだけではなく、いいところはいいと認めていらっしゃいます。また、個人個人が自分の目でしっかりと今の世の中を見つめ、個人としてどう生きればいいのかをきちんと見つめなさいというメッセージが共通してあると思います。

図書館から借りて聴いたけど、オリジナルがけっこうあるね。小学生の時（丸山明宏時代）に聴いた「ヨイトマケの唄」は、今でも私のベストソングのひとつです。