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栞と嘘の季節 集英社文庫

Honobu Yonezawa

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784087447798
ISBN 10 : 4087447790
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2025
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

ベストセラー『本と鍵の季節』(図書委員シリーズ)待望の続編!
直木賞受賞第一作

猛毒の栞をめぐる、幾重もの嘘。

高校で図書委員を務める堀川次郎と松倉詩門。
ある放課後、図書室の返却本の中に押し花の栞が挟まっているのに気づく。
小さくかわいらしいその花は――猛毒のトリカブトだった。
持ち主を捜す中で、ふたりは校舎裏でトリカブトが栽培されているのを発見する。
そして、ついに男性教師が中毒で救急搬送されてしまった。
誰が教師を殺そうとしたのか。次は誰が狙われるのか‥‥。
「その栞は自分のものだ」と嘘をついて近づいてきた同学年の女子・瀬野とともに、ふたりは真相を追う。
直木賞受賞第一作は、著者の原点とも言える青春ミステリ長編!

著者略歴
米澤穂信(よねざわ・ほのぶ)
1978年岐阜県生まれ。2001年『氷菓』で第5回角川学園小説大賞(ヤングミステリー&ホラー部門)奨励賞を受賞してデビュー。『氷菓』をはじめとする〈古典部〉シリーズはアニメ化、漫画化、実写映画化され、ベストセラーに。
2011年『折れた竜骨』で第64回日本推理作家協会賞(長編及び連作短編集部門)を受賞。2014年『満願』で第27回山本周五郎賞を受賞。2021年『黒牢城』で第12回山田風太郎賞を受賞、さらに2022年同作で第166回直木賞、第22回本格ミステリ大賞を受賞。2025年〈小市民〉シリーズで第10回吉川英治文庫賞を受賞。
『満願』と2015年刊行の『王とサーカス』はそれぞれ3つの年間ミステリランキングで1位に輝き、史上初の2年連続3冠を達成した。さらに『黒牢城』は史上初めて4つの年間ミステリランキングを制覇。

【著者紹介】
米沢穂信 : 1978年岐阜県生まれ。2001年『氷菓』で第5回角川学園小説大賞奨励賞(ヤングミステリー&ホラー部門)を受賞しデビュー。11年『折れた竜骨』で第64回日本推理作家協会賞(長編及び連作短編集部門)、14年『満願』で第27回山本周五郎賞、21年『黒牢城』で第12回山田風太郎賞、翌22年同作で166回直木賞および第22回本格ミステリ大賞、25年〈小市民〉シリーズで第10回吉川英治文庫賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • W-G

    冒頭から色々不穏な空気を纏っており、途中からは『全員、嘘つき』というキャッチフレーズが思い浮かぶほどに、登場人物全員に裏の顔、というか裏の事情が設定されている。堀川・松倉の設定が"信用できない語り手"として上手く活用されており、これは続編でも応用が効きそう。しかし、個々のエピソードに目を向けると、随分と投げっぱなしのまま終わってしまった物も多く、ラストも唐突に訪れた印象。今後の作品でフォローアップがあるのだろうか。強烈な存在感を示していた瀬野さんは続投しそう。ウッチーもきっとまた出てくるはず。

  • http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2025/09/post-0f8178.html 【本と鍵の季節】の続編です。 それにしても、トリカブトが普通に花壇に植えてあるって怖いですね。

  • 007 kazu

    図書委員の堀川と松倉が返却された本にはさまれたトリカブトの花の栞から始まる物語。なぜか同級生の美女瀬野に焼かれてしまうが、学校の問題教師が後日、中毒で倒れる。 栞の行方と配布者は誰なのか?各キャラが少しづつ情報を表に出さないことで真相の発覚が遅れていく展開や相変わらずキャラがたっている点はさすがと思うが、全体的に薄味、この手の話だと動機がどれだけ納得性あるかが大事だと思うが、、弱きものが持つ武器としては中途半端過ぎないか?刃物程、直接的でないのでリアリティがあると解釈できる? ★3

  • 播州(markU)

    前作の図書委員バディが帰ってきた!最序盤こそいなかったが、松倉と堀川の関係が壊れてなくてほっとした。そんな二人にさっそくの事件。トリカブトの押し花の栞が…解決に乗り出す二人の前に出てくる奴らみんなみーんな、嘘はつくし、肝心なことは言わないし…なんやこの学校!と、いうか人間なら当たり前なのか。知らん私人に何もかも胸襟開いて語り尽くす奴のほうがヤバい奴だわ。切れ者二人だけれど、どうしようもなく意味のない高校生の会話が非常に和む。ホットガスパチョのくだりがくだらなくて好き。

  • RRR

    シリーズ第二弾。 前作より内面をより掘り下げています。何故、トリカブトを使わなければならなかったのか?これが気になってしょうがなかったです。無差別に一見思いましたが。苦い読後感でした。

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