本と鍵の季節

米澤穂信

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784087711738
ISBN 10 : 4087711730
フォーマット
出版社
発行年月
2018年12月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
296p;20

内容詳細

堀川次郎は高校二年の図書委員。利用者のほとんどいない放課後の図書室で、同じく図書委員の松倉詩門(しもん)と当番を務めている。背が高く顔もいい松倉は目立つ存在で、快活でよく笑う一方、ほどよく皮肉屋ないいやつだ。そんなある日、図書委員を引退した先輩女子が訪ねてきた。亡くなった祖父が遺した開かずの金庫、その鍵の番号を探り当ててほしいというのだが……。

放課後の図書室に持ち込まれる謎に、男子高校生ふたりが挑む全六編。
爽やかでほんのりビターな米澤穂信の図書室ミステリ、開幕!


【著者プロフィール】

米澤穂信(よねざわ・ほのぶ)
1978年岐阜県生まれ。大学卒業後、書店員勤務の傍ら小説を執筆。
2001年『氷菓』で第5回角川学園小説大賞(ヤングミステリー&ホラー部門)
奨励賞を受賞してデビュー。『氷菓』をはじめとする古典部シリーズはアニメ化、漫画化、実写映画化され、ベストセラーに。
2011年『折れた竜骨』で第64回日本推理作家協会賞(長編及び連作短編集部門)を受賞。
2014年『満願』で第27回山本周五郎賞を受賞。
『満願』と2015年刊行の『王とサーカス』はそれぞれ三つの年間ミステリランキングで1位に輝き、史上初の2年連続3冠を達成した。


【著者紹介】
米沢穂信 : 1978年岐阜県生まれ。2001年『氷菓』で第五回角川学園小説大賞(ヤングミステリー&ホラー部門)奨励賞を受賞してデビュー。『氷菓』をはじめとする古典部シリーズはアニメ化、漫画化、実写映画化され、ベストセラーに。11年『折れた竜骨』で第六四回日本推理作家協会賞(長編及び連作短編集部門)を受賞。14年『満願』で第二七回山本周五郎賞を受賞。『満願』と15年刊行の『王とサーカス』は、それぞれ三つの年間ミステリランキングで一位に輝き、史上初の二年連続三冠を達成した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • starbro さん

    米澤 穂信は、新作をコンスタントに読んでいる作家です。本作は、青春図書委員学園連作短編ミステリでした。著者にしては爽やかな感じですが、ざらざらとした余韻が残ります。オススメは、『金曜に彼は何をしたのか』です。

  • へくとぱすかる さん

    ビターだ。高校生の図書室ミステリ、ではあるが、あの「古典部」の世界とはまるで異なる。「913」には「愚者のエンドロール」のような雰囲気もやや感じられたが、ここから青春や熱情といった言葉からはかなり遠い世界に分け入る。『ふたりの距離の概算』のころから発表が始まっているので、これを「古典部」の世界と両立させるのは気分的に大変だったのでは、と作者の苦心を想像してしまった。そして読了後改めて、これはタイトル通りの小説だった、と確信した。

  • 文庫フリーク@灯れ松明の火(微速前進中) さん

    米澤穂信さんメッセージは「堀川と松倉、二人の高校生が時に本を読み、時に謎に出会う。そうしてお互いを知り、お互い知りえないことがあるのを知る。そんなミステリです」高校の図書委員を務める堀川次郎と程よく皮肉屋の松倉詩門。二人に持ち込まれる謎は、二人が互いに補うことで解決に結びつくが、それは決して爽やかな結末とはならない。むしろビターな結末。ことに松倉自身に関わる謎「昔話を聞かせておくれよ」「友よ知るなかれ」は互いに資質を認め合う仲だけに、飛び切り苦い。けれど微かな希望も残る。米澤さん自身が続きを描きたいと→続

  • R さん

    読み応えのあるミステリ短編連作でした。二人の高校生が、次々と謎を解いていく話なのだけども、それぞれが異なるアプローチで解決できる、いわゆる探偵役が二人、少しずつ誤ったり、ヒントを出し合ったり、相互に作用してテンポよく進むのが読んでいて心地よい。二人の探偵役が、最後のところで少し違う解釈をする、そのすりあわせで真実が見えるなんていうのが見事で非常に面白かった。物語は暗く、黒いものがあるのだけど、それを感じつつも、謎解きの面白さは翳らない、むしろ輝くとすら感じる物語でした。

  • bunmei さん

    「こんな高校時代に戻ってみたい」というフレーズで、テレビ番組でも紹介されていました。米澤氏の本は6冊目ですが、これまでの作品とは作風が違い、爽やかな図書委員の男子高校生2人が主人公の、中高校生向きの謎解きミステリー。クールで容姿端麗の松倉とお人好しでおっとりした堀川の2人が、舞い込んでくる事件や事象に、鋭い推理と洞察力で、その謎を次々と解決に結びつけていく、コナン君も真っ青の展開。最後の1編は、それまでの5編を回収しながら、松倉自身の謎に迫る、6編からなる連作短編集。青春ミステリーを感じる一冊です。

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