交錯する世界 自然と文化の脱構築 フィリップ・デスコラとの対話 環境人間学と地域

秋道智彌

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784814001477
ISBN 10 : 4814001479
フォーマット
発行年月
2018年03月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
432p;22

内容詳細

環境と人間、自然と文化のとらえ方に蔓延した二元的な対立構図を打ち破るものは何か。「自然は人間に復讐するか」「自然は人間の友達か」「自然は主体性をもつか」「自然は境界を超えるか」という四つの問題提起に、人類学、哲学、美学、心理学、思想史、社会学、コモンズ論をはじめとする多様な人文・社会学の領域から取り組む。

目次 : 人文知の脱構築―世界認識の大転換に向けて/ 第1部 自然は人間に復讐するか(親切な獲物たち―アマゾニアの狩りにおける狩猟鳥獣のあつかい/ クジラと人―日本人の自然観を解体する ほか)/ 第2部 自然は人間の友達か(「野生」と「馴化」/ 放牧と世界認識―東アフリカ牧畜社会の人―動物関係 ほか)/ 第3部 自然は主体性をもつか(自然は誰のものか/ デスコラのアニミズム論と逆Z形の精神史 ほか)/ 第4部 自然は境界を超えるか(形象化のアトリエ/ 仮面にみる自然と文化の表象 ほか)/ 自然と文化の脱構築から見える地平

【著者紹介】
秋道智彌 : 山梨県立富士山世界遺産センター所長。専門分野:生態人類学

フィリップ・デスコラ : コレージュ・ド・フランス「自然の人類学」講座教授。専門分野:社会人類学。パリ高等研究実習院(EPHE)第6部門にてC・レヴィ=ストロースに師事し、1983年、パリ社会科学高等研究院(EHESS)にて社会人類学博士号を取得。以後、同院で講座主任・研究主任等を歴任。2000年、コレージュ・ド・フランス「自然の人類学」講座教授に就任。各国で客員教授、公開講座などを数多く務める。教育功労勲章、レジオン・ドヌール勲章、国家功労賞他、コスモス国際賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • roughfractus02 さん

    世界の中に生命がいるのではなく生命の中に世界がある。この場合世界とは人間の文化を通して自然を把握する解釈であり、生命は動植物に限られている。が、地球上に分布するアニミズム的社会では、アニマ(スピリット)は動植物の枠を超えて実在する。秋道智彌と対話する本書で、アマゾン流域を調査した人類学者の著者は、人間中心的な世界把握を転倒し、アニミズムからのエコロジーを展開して断絶した自然と人間との関係を組み直しを図る(コモンズ論)。本書は、多元的存在論からレヴィ=ストロース以後の人類学を環境学にシフトさせる試みである。

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人物・団体紹介

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秋道智彌

1946年京都府生まれ。国立民族学博物館部長、総合地球環境学研究所副所長を経て、現職は山梨県立富士山世界遺産センター所長。東京大学理学系大学院人類学博士課程修了(理学博士)。専門は生態人類学。おもな調査研究地域は、日本、東南アジア、オセアニア(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたもので

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