この国の仇 「反論できない正論」を討つ

福田和也

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784334971816
ISBN 10 : 4334971814
フォーマット
出版社
発行年月
1998年06月
日本
追加情報
:
269p;18

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読書メーターレビュー

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  • 阿部義彦 さん

    この国を憂える福田和也さんの時評エッセイ+評論の様なもの。至極まっとうです。教育関係だけ感想を書きますが。学校給食は役割を終えたので廃止すべし。には大賛成です。しかしそうすると馬鹿な親が反対するというのがやはりこの国の白痴ぶりを現してます。親が楽したいだけです。弁当作るの嫌ならお金をもたせても良いです。そうやって皆の家庭の事情を食事で見て人各々違うんだなあと勉強するのが食育です。羨ましがられる子供は想像つくね。利権絡みで止められないのですかね?もっといえば文部省と義務教育も廃止したらいいと思います。

  • 望月衣塑子そっくりおじさん・寺 さん

    明らかに前後で矛盾している意見もあるが、保守派の論客らしい意見で清々しいものも多い。同感できない部分もあるので、読むと対話をしている気分で刺激もあった。

  • 半木 糺 さん

    90年代に連載された福田の時評文をまとめたもの。福田はある意味で初期の批評を除けば意図的に「書き散らし」をする人物なので、本書の文章も一種の型どおりのものになっているのはある意味で当然である。しかし、「「ひとを殺してなぜいけない」に理由などない」のみは福田の本気の文章である。殺人を否定する「理由」を求める風潮に対して、そもそも生に「理由」などない、人の生はどこまでも「理由」なきものであり、だからこそ尊いのだということを福田は繰り返し述べている。「文学者」福田和也の魂の叫びがこの章には込められている。

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人物・団体紹介

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福田和也

1960年、東京都生まれ。慶應義塾大学文学部仏文科卒業。同大学院修士課程修了。慶應義塾大学名誉教授。93年『日本の家郷』で三島由紀夫賞、96年『甘美な人生』で平林たい子賞、2002年『地ひらく 石原莞爾と昭和の夢』で山本七平賞、06年『悪女の美食術』で講談社エッセイ賞を受賞。24年没(本データはこの

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