国家なる幻影 わが政治への反回想 上 文春文庫

石原慎太郎

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167128043
ISBN 10 : 4167128047
フォーマット
出版社
発行年月
2001年10月
日本
追加情報
:
16cm,475p

内容詳細

昭和四十一年暮れのベトナム行きが、ことの始まりだった。政治への参加を決意して、二年後参院選全国区に出馬、三百万票という未曾有の大量得票で当選。私というオデッセイは、政治なる魔の海への航海に旅立った。三島由紀夫氏からの公開状、金権田中角栄との対決、青嵐会の結成を経て、福田内閣で環境庁長官に就任する。

目次 : ベトナムから政治へ/ 選挙なる処女体験/ 弟裕次郎との全国遊説/ 姑息な牛歩国会/ 沖縄で見た核/ 政治がもたらしてくれた人間関係/ 殿様候補の登場/ 参院議長選でのミニクーデタ/ 三島由紀夫氏からの公開状/ 金権角栄との対決〔ほか〕

【著者紹介】
石原慎太郎 : 昭和7(1932)年、神戸生れ。一橋大学在学中の31年に「太陽の季節」で芥川賞を受賞し、衝撃的なデビュー。昭和43年に参議院議員に当選。後、衆議院に移り環境庁長官、運輸大臣などを歴任。平成7年、勤続25年を機に国会議員を辞職。平成11年、東京都知事に当選(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ゲンゲン さん

    常々、産経新聞のコラムは他の人のそれと異なり異彩を放ち凄まじいまでの文章力に圧倒されていたことから本書を興味深く読んだ。恣意的に読めば、本人の自慢話ともとらえられ兼ねない内容だが、著者が齢三十七でこれほどまでに卓越した国家感、政治観を持っていたことに驚いた。権力に迎合せず志に傾注する姿は都知事の今でも輝いており、日和ることに腐心する昨今の国会議員に少しでもこの心意気を見習ってもらいたいものだ。安保闘争で機動隊員が学生の投石で殉職する下りは、佐々敦之の「東大落城」で同じ下りがあった。

  • choku_tn さん

    1996年の議員辞職までの「第1期政治家人生」を自ら描いた作品。ノンフィクションとは受け取れないが、登場人物が全て実名の私政治小説と思えば傑作。非情、浪花節、非合理、裏切り、ブラックユーモアが詰め込まれた内容は密度が濃く、どんどんページが進む。詰めは甘いが緩急自在の筆捌きは破格。 上巻で興味深いのポイントは政界入りまでの意識形成、三島由紀夫との相剋、選挙運動における握手から感じたもの、最初の都知事選の屈辱。

  • go さん

    面白かったなー。作家だから当然文章も読みやすいし、歴史的な人物を新人議員の石原慎太郎が見てる感じが面白い。

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人物・団体紹介

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石原慎太郎

1932年神戸市生まれ。一橋大学卒。55年、大学在学中に執筆した『太陽の季節』(新潮社)で第一回文學界新人賞を、翌年芥川賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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