市民社会と政治社会のあいだ インド、ムンバイのミドルクラス市民をめぐる運動

田口陽子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784801003798
ISBN 10 : 4801003796
フォーマット
出版社
発行年月
2018年11月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
291p;22

内容詳細

インド都市部の市民運動を事例に、研究者の論争、活動家の主張、運動の展開を追うことで、「市民」であるとはどのようなことであり、そこではいかなる「政治」が展開されているのかを問う人類学。

目次 : 序論/ 第1章 海辺のコスモポリス(ボンベイ/ムンバイ―脱コスモポリタン化の語り/ フィールドワーク/ 「ゴミから生まれた」市民運動)/ 第2章 市民社会と政治社会―複数の統治の相互関係(市民社会のポジション/ 政治社会のポジション/ 市民社会と政治社会の制度/ 政治社会と生モラル秩序/ 市民社会と政治社会のつながり)/ 第3章 腐敗と反腐敗―市民的な価値の運動(日常のなかの腐敗/ 反腐敗運動/ 運動の展開/ 価値の分断と接合/ 二重性の再編)/ 第4章 ウチとソト―複数のウチの変容と拡張(ウチとソト/ ボンベイ・フラットの歴史/ ウチの拡張?/ ソトとの交渉/ 空間と人格の生成)/ 第5章 個人と分人―インテグリティと関係性の可視化(“分人化”と心理学化/ インドの分人性/ 心理計測と市民運動/ 関係性の生成と摩擦/ 個人と分人の動態)/ 結論

【著者紹介】
田口陽子 : 1980年、広島県に生まれる。一橋大学大学院社会学研究科博士後期課程単位取得退学。博士(社会学)。現在、一橋大学大学院社会学研究科講師(文化人類学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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