弾左衛門と江戸の被差別民 ちくま文庫

浦本誉至史

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784480433503
ISBN 10 : 4480433503
フォーマット
出版社
発行年月
2016年06月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
304p;15

内容詳細

徳川幕府のおひざもと、浅草弾左衛門を頂点とした花の大江戸の被差別社会。そこには大都市を下から支える重要な役割があった。故郷を離れた無宿―野宿者への対応、ごみ処理とリサイクルの仕事、大道芸人もその支配下にあった。独自の自治機構ともいえる被差別社会の知られざる実態が明らかになる。

目次 : 第1章 弾左衛門のはじまり/ 第2章 弾左衛門体制の確立にむけて/ 第3章 被差別民の町、浅草新町/ 第4章 江戸の非人たち/ 第5章 大道芸を生業とした乞胸と願人/ 第6章 弾左衛門体制―支配と自治の体制/ 第7章 自主的解放を求めて

【著者紹介】
浦本誉至史 : 1965年兵庫県生まれ。1984年東京に居を移す。部落解放同盟東京都連合会、公益社団法人東京部落解放研究所での活動を経て、現在はフリーで活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • カール さん

    差別階層の人間でありながらも、利権と義務を持ち江戸統治に無くてはならなかった非人。今で言う大道芸人として芸を見せる乞胸。猿廻しをする猿引等、特殊で受動的に身分が変化する階層でもあった。この本はそんな差別階層を代々治めた歴代の非人頭・弾左衛門と差別階層の江戸での歴史や生活について解説する。差別階層を扱った書籍は少ない事もあり、かなり踏み込んだ内容に感激する。昔受けた道徳の授業はぼやけた内容であったから、より深く知れるのはありがたい。明治以降の歴史についても詳しく触れてほしかったが、中々有意義な本であった。

  • U-Tchallenge さん

    被差別部落の歴史について学んでいると「弾左衛門」という人物(役職)を目にすることになった。しかし、この弾左衛門という存在は全く知らず、どこかでまとまった形で学びたいた思っていた。そこで手に取ってみた一冊。膨大な資料を基にしながら、弾左衛門を中心として江戸の被差別民についてまとめられた内容となっている。史実に基づきながらも時折小説っぽさも感じながら意外と読みやすかった。被差別部落の人々についてきちんと知るには必読の一冊に間違いないだろう。

  • 春ドーナツ さん

    本書を読むことがなければ、全く知らないままでいただろう。自分の無知を棚上げして生半可な言動をとることは暴力であると読了後痛感した。

  • Tomotaka Nakamura さん

    いつの世にも、どんな階層でも起きうる権力と癒着した支配構造。

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