文学部の逆襲 人文知が紡ぎ出す人類の「大きな物語」 ちくま新書

波頭亮

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784480074317
ISBN 10 : 4480074317
フォーマット
出版社
発行年月
2021年10月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
波頭亮 ,  
追加情報
:
208p;18

内容詳細

近代社会を形作ってきた資本主義と民主主義は、もはや我々に豊かさも希望も与えてくれない。これらを刷新し、AIが拓く新しい時代を迎えようとする今、社会はどのように構築され、人はどのように幸せな人生を生きるのか。その答えとなる「大きな物語」こそが、世の中を新しい時代に向けて動かし始める。今こそ、哲学や美学、歴史や芸術といった人文の知性が時代を進める、栄えある役割を担う時である。文学部の逆襲を待望する。

目次 : 第1章 資本主義の暴走(資本主義の経緯/ 新自由主義の現実 ほか)/ 第2章 民主主義の機能不全(民主主義の成立と発展/ 民主主義の勝利と衰退 ほか)/ 第3章 AIによる歴史(技術革新とパラダイムシフト/ AIがもたらすインパクト ほか)/ 第4章 文学部の逆襲(物語の力/ 物語のインパクト ほか)

【著者紹介】
波頭亮 : 1957年愛媛県生まれ。東京大学経済学部卒業。マッキンゼーを経て、88年(株)XEEDを設立し独立。戦略系コンサルティングの第一人者として活躍する一方で、明快で斬新なヴィジョンを提起するソシオエコノミストとしても注目される(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ケイ さん

    序論かなと思っていたものが、本論だった。タイトルが不的確ではないだろうか。作者自身が文学というものをどう捉えているのだろう?。経済学者が、政府や企業の理系重視に疑問を抱き、文学部の皆さんたち頼みますよ、と最後に丸投げした感がある。

  • けんとまん1007 さん

    人文知は、人間が持つ本来の知であると思う。ますます、世界が沈鬱な空気が濃くなり、分断とエゴが蔓延る今、まさに立ち返るべき視点。そこに危険性を嗅ぎ取るから、人文系を蔑ろにしようとしている輩の多いことか。本当に、次の世代のことを考えると、このままではいけない。

  • チャーリブ さん

    タイトルに惹かれて手に取りましたが、個人的にはあまり得るところのない本でした。てっきり「文学部の逆襲」がテーマと思って読み始めたのですが、資本主義の暴走から始まって、新自由主義の弊害、民主主義の衰退、AIの衝撃ときて、最後は「大きな物語」の必要性に触れておしまいです。「大きな物語」の必要性を説くならば、まずは著者がその「大きな物語」を(たとえその一端であろうとも)語るべきでしょう。あまり辛辣なことは書きたくありませんが、せめてタイトルは別にしてほしかったですね。

  • おおにし さん

    文学部が果たす役割が提示されないまま終わってしまった。「大きな物語を描き出す本拠地」と文学部を位置づける理由がまったく書かれていないので、これでは『文学部の逆襲』にはならないのではないか。私も人文系学部の縮小・廃止という文科省方針は撤廃すべきだと思うが、この内容では読者の賛同は得にくいだろう。

  • こも 零細企業営業 さん

    波頭亮さんの最新刊。前の著作を順番に読んで言ったら何となく何を伝えたいのかわかる。また読んでみよう。

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