パズル崩壊 WHODUNIT SURVIVAL 1992-95 集英社文庫

法月綸太郎

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784087470987
ISBN 10 : 4087470989
フォーマット
発行年月
1999年09月
日本
追加情報
:
16cm,346p

ユーザーレビュー

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読書メーターレビュー

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  • Tetchy さん

    正しく評するならば法月崩壊か。悩める作者はそこから脱却しようとしているが、更なる深みに嵌っているようにも思える。現在の活躍ぶりと創作意欲の旺盛さから顧みると、本書は一旦法月綸太郎を崩壊させ、彼の本格ミステリを再構築させるための通過儀礼だったのだ。これほど作者人生を自身の作品に映し出す作者も珍しい。一旦崩壊したパズルを見事再生した法月氏。つまり本書はその題名通り、本格ミステリの枠を突き抜けて迷走する法月氏が見られる、そんな若き日の法月氏の苦悩が読み取れる貴重な短編集だ。こんな時代もあったんだね。

  • chiru さん

    短編集。『重ねて二つ』男女上下半々の死体トリックになるほどって思うけど少し強引。『懐中電灯』オチがシンプルで技あり。『黒のマリア』びっくりした!ホラー系。怖くてどきどき…女性は幽霊?夢? 冷静な刑事さんがかっこいい。『トランスミッション』ユーモアサスペンス。平凡な男性が巻き込まれ系の事件にあう。『シャドウプレイ』一番好み! 平和で能天気な友人との会話とオチの落差は、ジェットコースターの急降下なみ。 氷水を浴びたような怖さ。 どれも『盲点』が生かされた粒ぞろいの作品。 ★3

  • セウテス さん

    法月綸太郎氏初期の短編集第2弾。全8話からなり、巻末のボーナストラックのみに法月綸太郎が登場する。「重ねて二つ」「懐中電灯」は、謎解きの楽しみがある。特に「懐中電灯」は、コロンボを意識したのがよく分かる上に、謎を解いた時点でコロンボが手袋をした自分の手を、犯人に見せたあの名場面に近い感動がある。他はミステリ風の作品という感じだが、新本格に対する「名探偵は必要か」「本格は人が描けていない」「不自然な設定」等、批判への一つの答えの様に感じる。ミステリ作家としての、悩みを感じる事の出来る貴重な作品集だと思う。

  • ダイ@2019.11.2〜一時休止 さん

    短編集。黒のマリア・トランスミッションなんかがイイ。

  • coco夏ko10角 さん

    8つの作品収録の短編集。法月綸太郎が登場するのはラスト 1作のみ。『懐中電灯』がよかった。

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人物・団体紹介

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法月綸太郎

1964年島根県松江市生まれ。京都大学法学部卒業。在学中は京大推理小説研究会に所属。88年『密閉教室』でデビュー。2002年「都市伝説パズル」で第55回日本推理作家協会賞短編部門、05年『生首に聞いてみろ』で第5回本格ミステリ大賞小説部門を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたもの

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