「関係人口」創出で地域経済をうるおすシティプロモーション2.0 まちづくり参画への「意欲」を高めるためには

河井孝仁

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784474072763
ISBN 10 : 4474072766
フォーマット
出版社
発行年月
2020年08月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
241p;19

内容詳細

目次 : 第1章 「関係人口」という考え方/ 第2章 「関係人口」ネクストステージという提起/ 第3章 ライフスタイル・ステイスタイルとしての地域ブランドの創造/ 第4章 「意欲」は「状況」を生みだせるのか/ 第5章 シティプロモーション2.0/ 第6章 地域ブランドのアウトプットを利用したメディア活用戦略モデル

【著者紹介】
河井孝仁 : 東海大学文化社会学部広報メディア学科教授。博士(情報科学・名古屋大学)。静岡県庁入庁。静岡県庁企画部情報政策室、財団法人静岡総合研究機構派遣等を経て、2010年より現職。総務省地域情報化アドバイザー、公共コミュニケーション学会会長理事、日本広報学会常任理事、社会情報学会理事、日本広報協会広報アドバイザーなどを務める。静岡県富士市、栃木県那須塩原市、長崎県五島市、東京都八王子市など多数の自治体のシティプロモーションに関わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • yoshichiha さん

    関係人口という概念は近年注目されているが、定量化されたKPIとしては管理が難しい。 本書では、mGAPという手法により、定住人口の意欲と関係人口の意欲を定量化して評価することを提案している。 また、地方の訴求として、単純に「自然が多い」みたいなことを言っても全然差別化にはならない。その地域に住んでいることは、どのようなことなのかというのを解像度高く表して訴求することが大事。当たり前だけどその通りだな、と思った。

  • KJ.O さん

    「定住人口」を増やすことを主目的とした従来型のシティ・プロモーションから、このまちに貢献したいという「意思」や「意欲」を持つ「関係人口」を増やすことを目的としたシティ・プロモーションへ。本来、「関係人口」とは何なのか、真の「関係人口」とは何かを理解させてくれた。「定住人口」の中にも「貢献意欲を持つ人口」もあれば、「貢献意欲を持たない人口」もある。それを量的に把握して、貢献意欲を持つ「定住人口」と「関係人口」を増やしていく努力が重要だと理解。自分の中で曖昧だった「関係人口」が目が覚める程、明確になった一冊。

  • れどれ さん

    実に面白かった。定住人口を確保したいがために行政が福祉サービスを充実させるほど移住してきた面々はお客様意識が高まってしまい地域活動の参加者となりにくい…など、とりあえずのうわべで成立しているお題目の問題点を指摘して、そういった課題をどう乗り越えるかを「シティプロモーション2.0」と銘打ちかなり明確なビジョンを示している。しかしところどころくだけた文法になったり、漫画パートが挟まれるのはかえって調子が乱れて読みにくい。堅苦しさが緩和されるどころか強調されかねない構成になってる。内容は面白いのにもったいない。

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