治療では遅すぎる。 ひとびとの生活をデザインする「新しい医療」の再定義

武部貴則

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784532176891
ISBN 10 : 4532176891
フォーマット
発行年月
2020年07月
日本
追加情報
:
241p;19

内容詳細

人間らしさ(Humanity)の復権を目的とした医療の実現。病める場、から、生きる場としての医療への転換。そのためには医療の再定義が必要だ。目指すのは、「新しい医療へのアップデート」であり、クリエイティブを武器とした新しい医療によって、誰もが、よりよい人生を獲得できる世界を創るための絶え間なく続くムーブメントである。

目次 : 第1章 なぜ医療にクリエイティブなのか?―求められる新しい医療体系への拡張(3つの症例/ 病の質と構造の変化 ほか)/ 第2章 「人を観る医療」の挑戦―ストリート・メディカルを考える(ストリート・スマート(Street Smart)と医学/ ストリート・メディカルとは ほか)/ 第3章 具体的な取り組み―ストリート・メディカルXXXの可能性=未来医療の挑し(「見える塩」で減塩の啓発キャンペーン―Street Medical Salt/ 歌いたくても、歌えない呼吸器障害患者の夢を叶えるキャンペーン―Street Medical Breathe(Music) ほか)/ 第4章 社会に新しい医療をインストールする―Street Medical Sustainability(ストリート・メディカル(Street Medical)の持続可能な開発プロセス/ 「ブレ」と「ズレ」、2つの思考 ほか)/ 第5章 対談・社会に健康をインストールする―小さな一歩を、大きな一歩に変える(医者と患者のコミュニケーションの在り方/ 医療情報と人の関係をデザインする ほか)

【著者紹介】
武部貴則 : 医師。横浜市立大学先端医科学研究センターコミュニケーション・デザイン・センター長/特別教授。東京医科歯科大学教授。シンシナティ小児病院オルガノイドセンター副センター長。1986年生まれ。横浜市立大学医学部卒。2013年にiPS細胞から血管構造を持つヒト肝臓原基(胚芽)を作り出すことに世界で初めて成功(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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  • けんとまん1007 さん

    病ではなく人を診る。医療は、ここから始まったのだろうが、時の流れと共に、医薬の技術の進歩・人の考え方の変化などと共に、病を診るになっていたのだと思う。最近は、予防という観点も出てきたが、やはり、ここで述べられている視点が大切だと思う。患者本人だけでなく、関係する人たちへの視点。医療だけでなく、すべての分野、ある意味では文化の視点と言ったほうがいいのいかもしれない。まさに、文科系・社会科系・芸術系や、それ以外のテクノロジー。全く同じ意見だ。最後に、チョークトークはいいなあ〜。

  • kamekichi29 さん

    新しい医療体系の提言と実践。 病の質が命を脅かすものだけではなく、生活を脅かすものに変わってきている。 病を診る医療から人々を見る医療へと変わらないといけない。人々の生活も含める医療へと拡張する必要がある。 これまでの取り組みも紹介されています。こう言うの見聞きしたことあるなと言うものもあった。今後ますます広がっていきそうです。

  • 冬鹿 さん

    医療と種々の分野の学際領域と言えるストリートメディカルは役割分担ではなく領域を超えた相互理解が必要で、世に浸透させるには価値/利益の明確化が課題であると分かりました。ハードルが高く感じましたが、必要な取り組みと思います。私も予防医学や未病治療に興味があり、食生活を通じた健康維持に医療の知見をもっと活用できないかと考えていました。特保や機能性食品が一昔前から注目されていますが、製薬企業の積極的参入など薬学的知見さらなる活用に期待します。

  • なめこ さん

    Medicine for Humanity. 社会の変化に伴って医療も変わる必要がある、というのが第一の主旨。じゃあどう変わるか、で提唱されるストリート・メディカルという考え方。クラシックなダンスの領域にストリート・ダンスが現れたように、身近な生活に医療のタッチポイントを組み込んでいくという。多領域と役割分担して協業、ではなく役割共有、参加者全てが自分ゴトにする、というのが特に印象的。素晴らしいと思います。 ただ、一冊の本としては、脱線あり、長すぎる対談ありで読みにくかった。編集者仕事しろ。

  • Junk さん

    医療という対応するのは医者や看護師、受けるのは患者本人だというのが当たり前だと思っていた。しかし今はそれだけでは駄目で、医者や看護師以外も医療に携わる必要があり、それにより全く新しい治療法を見つけること出来るというのは興味深い。医療が患者本人しか見ず、周囲の人への配慮が出来ていないというの今よく言われるヤングケアラー問題にも関連していることもあるかと考えさせられた。自分も治療は医者任せにせず、自分でも調べることをし、日頃から少しでも運動するなど健康に気を使おうとも思った。

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武部貴則

医師。横浜市立大学先端医科学研究センターコミュニケーション・デザイン・センター長/特別教授。東京医科歯科大学教授。シンシナティ小児病院オルガノイドセンター副センター長。1986年生まれ。横浜市立大学医学部卒。2013年にiPS細胞から血管構造を持つヒト肝臓原基(胚芽)を作り出すことに世界で初めて成功

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