生き延びる都市 新宿歌舞伎町の社会学

武岡暢

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784788515130
ISBN 10 : 478851513X
フォーマット
出版社
発行年月
2017年03月
日本
追加情報
:
336p;22

内容詳細

数千軒の風俗店、スナック等を擁する世界有数の歓楽街はいかに存続してきたのか。住民やコミュニティに軸足を置く従来の手法を離れ、「場」としての空間の作用、「移動」する主体、その場での「活動」に焦点を合わせ、その再生産メカニズムを描く。地域社会研究からのアプローチ。地域社会研究の刷新された戦略で迫る“歌舞伎町”の構造。

目次 : 序章 繰り返される「浄化」/ 第1章 問題設定と研究の方法/ 第2章 歌舞伎町の形成と問題化/ 第3章 「地域イメージ」と雑居ビル/ 第4章 風俗産業の労働と経営/ 第5章 ストリートにおける活動と意味づけ/ 第6章 結論 都市的地域社会歌舞伎町の維持、再生産メカニズム/ 付論 歌舞伎町と統計

【著者紹介】
武岡暢 : 1984年生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。博士(社会学)。現在、首都大学東京都市環境科学研究科都市システム科学域特任助教、ならびに大阪市立大学都市研究プラザ特別研究員。専門分野は歓楽街の社会学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • iwtn_ さん

    副題の通り、日本最大級である歌舞伎町という歓楽街、その場と活動を焦点にした社会研究。展開されるのは風俗業界なのだが、それと学術用語のコントラストも面白い。歴史的な経緯などをまとめるだけでなく、現地調査を行っている点も好ましい。また、過去の地域社会研究を整理し、本論の立場を差別化している点も素晴らしい。新規事業等でも後付けで良いから、このようなことをしたいものだと思う。10年ほど前の話なので状況は更に変化していそうだが、土地はそのまま存在し続けているので、その差分を見に私も現地に行ってみようと思う。

  • ぼっぼよ(×ω×) さん

    「整序されずに流動する細分性の集積」において振興組合や不動産業者、スカウトといった媒介者を含む各主体が不透明性を活用し、それを再生産していく相互作用のなかで街が維持されてきたのか

  • 引用 さん

    歌舞伎町という繁華街の再生産のメカニズムを検討した非常に綿密な研究である。社会学の門外漢である自分でも読みやすい論理的な明快さもあり、研究論文という以上に素晴らしい本であると思う。

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