完本 チャンバラ時代劇講座 1 河出文庫

橋本治

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309419404
ISBN 10 : 4309419402
フォーマット
出版社
発行年月
2023年01月
日本
追加情報
:
400p;15

内容詳細

チャンバラ映画の面白さとは何だったのか?なぜ廃れてしまったのか?優れたチャンバラ時代劇論にして、小説、歌舞伎、テレビなど多岐にわたる領域を一冊の中で語ることにより浮かび上がる近代日本大衆史。橋本治にしか書きえなかった、アクロバティックな大名著が待望の初文庫化!

目次 : 第1講 チャンバラ映画とはなにか(チャンバラ映画とはなにか/ チャンバラ映画はこうしてくだらない/ チャンバラ映画と小説 ほか)/ 第2講 これが通俗だ!(たとえば丹下左膳の場合/ もう一人の丹下左膳、阪東妻三郎(バンツマ)の場合/ という訳で出て来る、退屈のお殿様の場合 ほか)/ 第3講 格調の高さの研究(遠山の金さんのお説教/ どうして東映のチャンバラ映画はワンパターンか?/ 日本の近代に於ける娯楽の始まり ほか)

【著者紹介】
橋本治 : 1948年東京生まれ。東京大学文学部卒。1977年『桃尻娘』で小説現代新人賞佳作を受賞しデビュー。以後、小説・評論・古典の現代語訳・イラストなど幅広い分野で活躍。1996年『宗教なんかこわくない!』で新潮学芸賞、2002年『「三島由紀夫」とはなにものだったのか』で小林秀雄賞、『草薙の剣』で野間文芸賞を受賞。他の著書に『窯変源氏物語』『巡礼』『黄金夜界』など。2019年逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ヨーイチ さん

    2も有るので、例によってコメントはそちらを読了後とする。相変わらずの博覧強記と独特の論旨を堪能。好きな分野なので楽しい。忠臣蔵と勧進帳の話は歌舞伎好きな若い衆は読まない方がいいかも、歌舞伎の解説本とはかけ離れた内容で混乱必至(笑)

  • hasegawa noboru さん

    チャンバラ映画とはなにか?(第一講)から始まって話題は縦横無尽にあっちへいき、こっちへいきの橋本節。1986年刊行本の文庫化というから、見落としていた。どこまでも幅広いから浅いかと言うと深い。こんな才能の人今見渡していない。丹下左膳やら畑本退屈男やら(第二講これが通俗だ!)を論じて文庫本200頁弱!忠臣蔵の史実と46年後の江戸の『仮名手本忠臣蔵』と明治に入っての『実録忠臣蔵』と昭和3年の大佛次郎『赤穂浪士』とそのTVドラマ版、昭和39年『赤穂浪士』(脚三本・村上元三)との比較研究というか大忠臣蔵論。第三講

  • Mc6ρ助 さん

    『・・”時代劇”が・・が着物を着た”現代劇”である・・(p113)』時代小説は着物を着た現代小説なのであった。博学多識なお殿様・・を前になすすべもなく次巻へ!

  • to boy さん

    チャンバラ時代劇」についていろいろと考察しているけれど、橋本さんの文章ってくどくてしつこくて私には合わない。でも、時代劇がどうして明治になって生まれたのか、その後昭和にかけてどういう風に変遷していったのか詳しく書かれていてな〜るほどと思った。子供の頃、棒を腰に刺してチャンバラごっこをやっていた世代なのでちょっと共感する部分もあった。丹下作善、鞍馬天狗、旗本退屈男などナウかしい名前が出てきました。

  • amanon さん

    日本の近代娯楽史(≒サブカルチャー)研究の嚆矢であり、ある意味その金字塔というべき作品ではないか。最早、死語となり、忘れ去られつつある感があるチャンバラ。しかし、その歴史を詳細に紐解いて検証してみると、思わぬ発見が目白押し…とりわけサイレント時代のチャンバラ映画と歌舞伎界との関係など、昨今においては殆ど省みられることがないもの。この辺りを踏まえた上で、改めて日本映画史を捉えなおすという試みもありなわけで、そういう意味でも本書は貴重なのでは。ただ、オリジナルにあったという誤りの訂正は著者にして欲しかった。

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人物・団体紹介

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橋本治

1948年東京生まれ。東京大学文学部国文科卒。77年『桃尻娘』で講談社小説現代新人賞佳作。以後、小説・評論・古典の現代語訳・戯曲・エッセイ等、あらゆるジャンルで精力的な執筆活動を行う。96年『宗教なんかこわくない!』で新潮学芸賞、2002年『「三島由紀夫」とはなにものだったのか』で小林秀雄賞、05年

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