伝説の灘校教師が教える一生役立つ学ぶ力

橋本武

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784534049124
ISBN 10 : 4534049129
フォーマット
出版社
発行年月
2012年01月
日本
追加情報
:
214p 19cm(B6)

内容詳細

灘校一筋50年、そして人生100年の伝説の教師として語りつがれる橋本武が授業を通して、教え子たちに本当に伝えたかったこと。

目次 : はじめに 人は何歳でも学び続けることができる/ 第1章 「学ぶ」ことは遊ぶこと、「遊ぶ」ことは学ぶこと―再び生徒と向き合って感じた学びの基本/ 第2章 生きる力、学ぶ楽しさのもととなる国語力―「読む」と「書く」のバランスが肝心/ 第3章 教えることで見える学びの本質―個性を引き出す子どもたちとのぶつかり合い/ 第4章 日常にあふれる「学び」「気づき」への横道―未来の大人たちに知っておいてほしいこと/ 第5章 つまり人生とは学びの連続―100年間積み重ねてきた生きる力の軌跡/ 特別付録 対談 遠藤周作×橋本武

【著者紹介】
橋本武 : 1912(明治45)年京都府生まれ。2012年に100歳を迎える。34(昭和9)年に東京高等師範学校(後の筑波大学)を卒業、旧制灘中学校の国語教師となる。小説『銀の匙』を中学3年間かけて読み込むという前代未聞の授業を行い、公立校のすべり止めに過ぎなかった灘校を名門進学校に導く。84年に退職。退職後は文筆活動を続けながら、いまも地元のカルチャーセンターなどで現役講師として活躍する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • kazuさん さん

    「銀の匙」による授業で有名な灘中学・高校教師だった橋本武先生に興味を持ち、本書を手に取った。文庫本「銀の匙」一冊のみを教材とし、教科書を使わずに中学3年間の国語の授業を行った。先生は、生徒に主体性を持たせ、自ら考えさせる。授業中に小説の中で凧揚げの場面が出てくれば、生徒と一緒に凧揚げをし、作中に駄菓子が出てくれば、教室で一緒に駄菓子を食べる。「遊ぶ」ように「学ぶ」ことが大切だと。これは、橋本先生の生きかたその物のように思われた。

  • いちろ(1969aMAN改め) さん

    この先生の本を読む為に「銀の匙」を読んでおいた。が、授業の内容、というよりも、教育に対する考え方や、自分が如何に生きるべきか、という人生訓のようなもの。こんな先生に教わることになっていたら、学校は楽しく、本棚はさらに幅を広げたのだろうな。それなりの読書量さえあれば、かなりの部分で救われることがあるのは事実。教師という職業は憧れのもの。半ば強制のはずなのに、こんなに真剣に「教科」に打ち込める、先生、生徒がいればまだまだ日本は美しくなるよな。困ったことに、これが「親」だとダメなんだよなあ。

  • neimu さん

    まあ、「こういう教え方をしてもついてくる生徒がいる」というのが前提のような気がしますが・・・。習ってみたかったなあという気もする。今更言っても仕方のないことだし、おまけに男子校なので入学は全く無理だったでしょうが。特に昔の草書体のまま読むというのは大学の日文講読レベル、そりゃそれで徒然草でも読めて解釈できるならば、古文も苦労しなかったでしょう。今でいう調べ学習を3年間みっちり鍛えられた、高濃度高配合高レベル授業だったのでしょうから羨ましい限りです。

  • Yasunobu Hino さん

    タイトルの一生役立つ学ぶ力とは、何に対しても疑問を抱いて自分なりに思考する。学びとはときに意味がなくても面白ければいいのだ。そのために趣味を多く持つ。 1.すぐ役立つことはすぐ役立たなくなる。 当たり前だと思われていることに疑問を抱く。 2.わからなくても読み通してさえおけば、次に細かく見ていくときに必ず役立つ。 3.人の生き方、あり方の幅を知るために、なるべく多くの本を読み込む。

  • 魚京童! さん

    学ぶと遊ぶ。同じですね。

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人物・団体紹介

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橋本武

明治40年(1907年)生まれ。大正12年(1923年)、母の身上をご守護いただきお道を知る。14年、創設された天理外国語学校へ第1期生として入学。華南伝道庁長、宣教部海外課長、亜細亜文化研究所(後のおやさと研究所)主任、道友社長、にをいがけ委員会広報放送係主任など歴任。昭和30年(1955年)、本

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