ホルクハイマーの社会研究と初期ドイツ社会学

楠秀樹

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784784508822
ISBN 10 : 4784508821
フォーマット
出版社
発行年月
2008年10月
日本
追加情報
:
22cm,233p

内容詳細

目次 : 第1章 ホルクハイマーの「経験」(青年ホルクハイマーの「経験」/ 大学社会の「経験」/ 「経験」という哲学的プロブレマティーク)/ 第2章 ホルクハイマーの哲学修業期―現象学から唯物論へ(現象学への依拠/ 現象学の批判へ/ 唯物論の受容)/ 第3章 ホルクハイマーの社会の理論と知識社会学(ホルクハイマーの「唯物論」/ 社会の理論としてのイデオロギー論/ 非完結的弁証法)/ 第4章 ホルクハイマーの社会研究と初期ドイツ社会学(ホルクハイマーと社会研究所/ 社会学と社会研究/ ホルクハイマーと社会研究所の「経験的研究」―『権威と家族』(1936))

【著者紹介】
楠秀樹 : 1970年生まれ。2004年、東洋大学大学院社会学研究科社会学専攻博士後期課程修了。学位は「博士(社会学)」。現在は東京理科大学、神奈川工科大学、神奈川大学の非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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  • うえ さん

    「ホルクハイマーは、「生」をカント的悟性と矛盾するものとして議論するために、師のコルネリウスはもちろん、現象学、ベルグソン哲学、ゲシュタルト心理学…自然科学の成果に言及してきた。そこで、ホルクハイマーの見るカント哲学に対するヘーゲル哲学の現代的意味とは、「形而上学」という問題点にある。…ヘーゲルによるカント批判は、そのカントによる「理性的人格の統一」も形而上学的であることを暴き出した。…ホルクハイマーのヘーゲル解釈によれば、カント哲学の限界は、「経験」における所与性を主観的限界としていたことにある」

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