竹取物語 伊勢物語 堤中納言物語 土左日記 更級日記 池澤夏樹=個人編集 日本文学全集

森見登美彦

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309728735
ISBN 10 : 4309728731
フォーマット
出版社
発行年月
2016年01月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
530p;20

内容詳細

絢爛豪華に花開いた平安王朝の珠玉の名作を、人気作家による巧みな新訳・全訳で収録。千年の時をへて蘇る、恋と冒険と人生。

「もの」を「かたる」のが文学である。奇譚と冒険と心情、そこに詩的感興が加わって、物語と日記はこの国の文学の基本形となった。(池澤夏樹)

森見 登美彦 (翻訳)
川上 弘美 (翻訳)
中島 京子 (翻訳)
堀江 敏幸 (翻訳)
江國 香織 (翻訳)

【著者紹介】
森見登美彦 : 1979年奈良県生まれ。京都大学農学部卒業、同大学院修士課程修了。2003年「太陽の塔」で日本ファンタジーノベル大賞を受賞してデビュー。著書に『夜は短し歩けよ乙女』(山本周五郎賞)、『ペンギン・ハイウェイ』(日本SF大賞)、『聖なる怠け者の冒険』(京都本大賞)などがある

川上弘美 : 1958年東京都生まれ。お茶の水女子大学理学部卒業。著書に『蛇を踏む』(芥川賞)、『神様』(Bunkamuraドゥマゴ文学賞、紫式部文学賞)、『溺レる』(伊藤整文学賞、女流文学賞)、『センセイの鞄』(谷崎潤一郎賞)、『真鶴』(芸術選奨文部科学大臣賞)、『水声』(読売文学賞)などがある

中島京子 : 1964年東京都生まれ。2003年『FUTON』でデビュー。著書に『小さいおうち』(直木賞)、『妻が椎茸だったころ』(泉鏡花文学賞)、『かたづの!』(河合隼雄物語賞・歴史時代作家クラブ作品賞・柴田錬三郎賞)、『長いお別れ』(中央公論文芸賞)などがある

江国香織 : 1964年東京都生まれ。著書に『きらきらひかる』(紫式部文学賞)、『泳ぐのに、安全でも適切でもありません』(山本周五郎賞)、『号泣する準備はできていた』(直木賞)、『がらくた』(島清恋愛文学賞)、『真昼なのに昏い部屋』(中央公論文芸賞)、『犬とハモニカ』(川端康成文学賞)、『ヤモリ、カエル、シジミチョウ』(谷崎潤一郎賞)などがある

堀江敏幸 : 1964年岐阜県生まれ。作家・仏文学者。早稲田大学教授。著書に『おぱらばん』(三島由紀夫賞)、『熊の敷石』(芥川賞)、『雪沼とその周辺』(谷崎潤一郎賞・木山捷平文学賞/「スタンス・ドット」川端康成文学賞)、『河岸忘日抄』(読売文学賞)、『なずな』(伊藤整文学賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • KAZOO さん

    この巻は日本の古典を現代作家が現代語訳をしたもので、贅沢なものとなっています。竹取物語ー森美登美彦、伊勢物語―川上弘美、堤中納言物語ー中島京子、土左日記ー堀江敏幸、更級日記―江國香織です。森美さんのはまるで現代の物語を読んでいる感じで楽しくなります。堀江さんのはひらがなを多用して土左日記の名残を残そうとしています。伊勢物語の和歌の訳がこれまた川上さんならではのうまさ、どれも楽しめました。

  • ケイ さん

    森美登美彦「竹取物語」目当てで読み始めるも、次の「伊勢物語」で魂を抜かれるほどに艶めかしさや儚さに傾倒した。一行一行で立ち止まらせて味わわせる川上弘美の解釈と表現力は、原作の持つ力を取り込んでいる。「堤中納言物語」と「更科日記」はさらりと。勿論素晴らしいが、更科の“女子的な高揚感”は私の範疇ではなく…。「土佐日記」訳は男性で、紀貫之になりきって現代の読者に届けようとした凄みがある。一番の収穫は、島内景二による解題。日本の古典文学を全く読んでこなかった私にとっては、目の前に星が散るような衝撃だった。

  • starbro さん

    池澤夏樹=個人編集 日本文学全集全30巻完読チャレンジ第十三弾です。当代の人気・実力を備えた作家が古典を現代語訳する豪華な一巻です。特に森見登美彦訳の「竹取物語」、 川上弘美訳の「伊勢物語」がオススメです。「夜這い」や「富士山」の由来が竹取物語というのは本当でしょうか?「業平橋駅」という典雅な名称を「とうきょうスカイツリー駅」に変更した無粋な人(責任者)は誰でしょうか?本全集では現代作家の巻(池澤夏樹=個人編集の偏りあり)よりも古典の現代語訳の巻の方が全般的にレベルが高いかも知れません。

  • buchipanda3 さん

    古典の現代語訳集。訳者陣にも惹かれる。竹つながりの森見さんの竹取物語を楽しく読めた。かぐや姫は思えば今風なキャラだったのだなと。伊勢物語は一篇が短いが様々な愛や友情の叙情豊かな思いが感じられた。和歌の存在感、凝縮度に驚かされる。堤中納言物語はさらりとおかしみを読ませる短編の原点のよう。土左日記の自由闊達な文章を読むと紀貫之は愉しげな人だったのでは。訳も平仮名続きで物語の雰囲気が醸し出される。更級日記は中身も現代的な読み味。一人の女性の生涯。日々の中、現実からもたらされる情感を噛み締める機微が滲み出ていた。

  • mocha さん

    もりみーの『竹取物語』期待に違わず面白い!姫の元に夜這いしようと竹林をうごうごする求婚者たちはどこかの狸みたいだ。江國香織さんの『更級日記』現代女性と通じるものがあってとても身近に感じた。『堤中納言日記』も 読みやすく楽しい。『土左日記』は注釈をつけずに( )で補足したり、すべてひらがなで書いたりと意欲的な訳文だが、かえって読みにくいものになったかも。『伊勢物語』もっと時間をかけて読み込まないと、和歌には太刀打ちできないと思った。

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人物・団体紹介

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森見登美彦

1979年、奈良県生まれ。作家。京都大学在学中に執筆した『太陽の塔』で2003年、第15回日本ファンタジーノベル大賞を受賞してデビュー。06年『夜は短し歩けよ乙女』で第20回山本周五郎賞を受賞、第137回直木賞の候補となり、翌年の第4回本屋大賞の2位を獲得した。10年『ペンギン・ハイウェイ』で第31

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