秘密保持契約の実務 作成・交渉から営業秘密/限定提供データの最新論点まで

森本大介

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784502315916
ISBN 10 : 4502315915
フォーマット
出版社
発行年月
2019年09月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
287p;22

内容詳細

本書では、「何となく」をなくし、営業秘密の保護にとって必要・十分な秘密保持契約を作成できるようにするために、秘密保持契約の条項を網羅的かつわかりやすく解説するとともに、秘密保持契約を作成する際に知っておくべき知識を整理。第2版では、営業秘密と同様に、秘密保持契約の対象とされ得る「限定提供データ」について概説するために新たに章を追加。また、秘密保持契約の条項の解説において、「限定提供データ」に関する記載等を追記するとともに、初版後の裁判例・実務の動向を踏まえて契約条項の解説を追記。そして、民事裁判の争点において、初版では紹介しきれなかった手続的な側面である、書類提出命令、閲覧等制限、秘密保持命令、国際裁判管轄、準拠法について追記し、さらに、刑事手続について、独立の章を設けるとともに、営業秘密侵害罪も対象となる日本版司法取引についても記載。

目次 : 第1章 秘密保持契約の作成・交渉/ 第2章 秘密保持契約の条項/ 第3章 従業員との間の秘密保持契約に関する留意点/ 第4章 秘密保持契約を検討する際に理解しておくべき、営業秘密・限定提供データ漏えいをめぐる民事裁判の争点/ 第5章 営業秘密漏えいに対する刑事的制裁/ 第6章 限定提供データの保護/ 巻末付録

【著者紹介】
森本大介 : 弁護士(西村あさひ法律事務所パートナー)・ニューヨーク州弁議士。2000年東京大学法学部卒業、2001年司法修習修了(54期)、2005年九州大学ビジネススクール客員助教授、2007年ノースウエスタン大学ロースクール卒業(LL.M.)、2007〜2008年カークランド・アンド・エリス法律事務所(シカゴ・ロサンゼルス)勤務。著書・論文多数

石川智也 : 弁護士(西村あさひ法律事務所パートナー)・ニューヨーク州弁議士・Certified Information Privacy Professional/Europe(CIPP/E)。2005年東京大学法学部卒業、2006年司法修習修了(59期)、2015年バージニア大学ロースクール卒業(LL.M.)、2016年ミュンヘン知的財産法センター卒業(LL.M.)、2016年Noerr法律事務所ミュンヘンオフィス出向。著書・論文多数

濱野敏彦 : 弁理士・弁護士(西村あさひ法律事務所)。2002年東京大学工学部卒業、同年弁理士試験合格、2004年東京大学大学院新領域創成科学研究科修了、2007年早稲田大学法科大学院法務研究科修了、2008年司法修習修了(61期)、2009年弁理士登録、2011〜2013年新日鐵住金株式会社知的財産部知的財産法務室出向。著書・論文多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 鳩とほっとしょうが さん

    秘密保持契約で持つべき視点については本の前半で説明されるのみで、残りは不正競争防止法上の営業秘密や限定提供データについて、こちらのほうがウエイトが重かったような。上司に教わったことがほぼ全部書いてあって上司も参照してたのかな…それとも基本が漏れなく書いてあるということかも。

  • まさやん510 さん

    秘密保持契約に関する書籍としてまず名前が上がるものの一つ。ルーティンワーク的になりがちな秘密保持契約について、実は念頭に置くべき事項が数多くあることに気づかせてくれる。不正競争防止法の規制に関する解説はやや平板で退屈な印象もあるが、全体としては申し分ない内容では。通読することも困難ではない分量なので、一度全体的な内容を把握した上で、随時参照していくという使い方ができる。

  • ただの人間 さん

    特に不正競争防止法の改正をふまえた改訂版。改めて、秘密保持契約の各条項に(ありがちだが実は不適切な表現、内容を含め)丁寧な解説がなされている良書だと感じた。

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