10代から知っておきたい女性を閉じこめる「ずるい言葉」

森山至貴

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784866214436
ISBN 10 : 4866214430
フォーマット
出版社
発行年月
2023年01月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
195p;19

内容詳細

差別を考える社会学者が、女性が浴びせられがちな「ずるい言葉」から逃れる手がかりを伝授!

目次 : 第1章 “女の人生”を勝手に区別する言葉/ 第2章 “わりには”“ならでは”で軽視する言葉/ 第3章 “本物の女”を押し付ける言葉/ 第4章 “大事にする”を勘違いした言葉/ 第5章 “褒める”で決めつけを隠す言葉/ 第6章 “男らしさ、女らしさ”を刷り込む言葉/ 第7章 “あなたも悪い”で突き放す言葉

【著者紹介】
森山至貴 : 1982年神奈川県生まれ。東京大学大学院総合文化研究科国際社会科学専攻(相関社会科学コース)博士課程単位取得満期退学。東京大学大学院総合文化研究科国際社会科学専攻助教、早稲田大学文学学術院専任講師を経て、現在、同准教授。専門は、社会学、クィア・スタディーズ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • アキ さん

    高度経済成長期に専業主婦の母親に育てられた我が身からすると、何気ないひと言に傷つく女性への対応はとても気を使う。著者の解説もそこまで考えないといけないのだろうかと疑念を抱くが、間違いなく世間の常識は変わる潮目にあるのだ。「夫は仕事、妻は家事」がかつての性別役割分業だったが、「夫は仕事、妻は仕事と家事」を新・性別役割分業と呼ぶらしい。2020年日本家族計画協会によると既婚者のセックスレスは51.9%。家父長制が今も意識下で残るわが国で「ずるい言葉」が生まれるとしたら、まだまだ道半ばというところなのでしょう。

  • 美紀ちゃん さん

    「もっと深まる参考文献」がたくさん載っているのが、とても良い。 家事労働に対する理解が不適切な日本人男性が多いと感じている。 具体的な会話の様子が載っていて、わかりやすい。 女性が、男性がということではなく、 自分以外の何かを軽視することは、相手を傷つける言葉だと思った。 日本の社会は、変わってきていると思う。 私も古い人間かもしれないので、気をつけて発言しようと思った。

  • yomineko@鬼畜ヴィタリにゃん🎄🎅🎄 さん

    読み友様からのご紹介本です📙女性なら一度は言われた事がある!様々な場面で女性は本当に辛いんだと心から思う。女子力低下甚だしい私だが、大体女子力って英語やロシア語にはないし暗に女性らしさを求めている差別用語。いまだに家事育児介護は女性の仕事だと押し付けられ疲弊する女性。高熱があって嘔吐していても家族の食事の用意とか刑罰か拷問ですか?メイクをしない女性は女ではないと言われるのもまた日本だけ。根強い男尊女卑文化が蔓延っていて最早お手上げ。と言うと女性は権利ばかり主張すると言われるとか(笑)どうなる?日本!!!

  • とよぽん さん

    表紙の印象とは違って?なかなかクールで明晰な内容だった。男性から、社会から、家庭の中でも、女性は生まれたときからずっと、呪いの言葉で押さえ込まれていた・・・と言っても過言ではないだろう。何気なく言われたような言葉にも、長年の男尊女卑的思考が根強くはびこっていて、言っている当の男性にも意識されていないほどだ。とはいえ、若い男性が少しずつ変わってきている。男女平等までの果てしない道程で。

  • ポロン さん

    列挙されて、初めて気づくことをもあり、女性に対しての偏見とも取れる狡猾な言葉に対して、私たち皆が目を光らせ、気をつける必要性を感じる。そもそも私の世代は、男尊女卑感覚が当たり前のような、今なら口に出そうものなら大顰蹙を買う行為が頻発していた。渦中にいると感覚が散漫になり、ひどい言葉を投げかけられても、諦めてしまうような風潮でもあった。一人ひとりの自意識と、時代の流れを敏感に察する行動は、どんどん大切になっていくのではないか。少なくとも、皿洗い1つするだけでやってあげたからと言われる事はなくなるはずである。

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