贈与と聖物 マルセル・モース「贈与論」とマダガスカルの社会的実践

森山工

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784130503037
ISBN 10 : 4130503030
フォーマット
出版社
発行年月
2021年09月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
森山工 ,  
追加情報
:
356p;22

内容詳細

目次 : 第1部 マルセル・モースにおける“贈与”の世界(「贈与論」の意義と構想/ 「贈与論」におけるパラドクス/ “贈与”と“交換”、あるいはポトラッチとクラ/ “贈与”・“交換”・“譲りえぬもの”)/ 第2部 マダガスカルにおける“譲りえぬもの”の世界(遺体を同化する/ 祖先と向きあう/ クロノロジーを刻む)/ 第3部 “贈与”と“譲りえぬもの”のあいだ(“家”と“譲りえぬもの”/ “贈与”と“譲りえぬもの”のあいだ)

【著者紹介】
森山工 : 1961年生れ。1984年東京大学教養学部卒業。1994年東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。博士(学術)。広島市立大学国際学部助教授、東京大学大学院総合文化研究科准教授を経て、東京大学大学院総合文化研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • nranjen さん

    図書館本。こんな可愛い表紙の本が新書棚にあったので思わず手に取った。利己主義的な資本主義とは異なる社会を追い求めていたであろうマルセル・モース。彼のクラとポトラッチにおける贈与と交換の概念を確認、解きほぐしながら、贈与によって残余する「譲りえぬもの」を明らかにし、改めて贈与と譲り得ぬものの関係を考察した本。「隠れて飲み食いするものに、死を!」というフィードワーク中の言葉が強烈。自分自身の何ものかを与えることによって、その残余、すなわち自分自身は何かが見えてくるという著者の主張する贈与の自己生成機能に納得。

  • takao さん

    ふむ

  • Go Extreme さん

    マルセル・モースにおける贈与の世界: 贈与論の意義と構想 贈与とモースの現代的意義 贈与する義務、お返しをする義務 贈与研究の方法と意義 全体性への志向 「贈与論」におけるパラドクス 贈与論の複雑性と多面性 贈与を交換しあう 〈贈与〉と〈交換〉,あるいはポトラッチとクラ 〈贈与〉・〈交換〉・〈譲りえぬもの〉  マダガスカルにおける〈譲りえぬもの〉の世界: 遺体を同化する 祖先と向きあう クロノロジーを刻む 〈贈与〉と〈譲りえぬもの〉のあいだ: 〈家〉と〈譲りえぬもの〉 〈贈与〉と〈譲りえぬもの〉のあいだ

  • Jau さん

    モースはデュルケムの甥だった。 凡人でごめんと姪甥に申し訳なく思った

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