白蓮自叙伝 荊棘の実

柳原白蓮

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309023151
ISBN 10 : 4309023150
フォーマット
出版社
発行年月
2014年08月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
445p;20

内容詳細

「花子とアン」で注目の白蓮が自らを語る、波瀾の半生!!伯爵令嬢として生まれ、望まぬ結婚、そして破婚。東洋英和で村岡花子と友情を育んだ日々、25歳年上の大富豪との再婚。ついに白蓮はすべてを、道ならぬ恋!に焼きつくそうと決心した!!帳の蔭の悲劇の半生。

目次 : 幼きいのち/ かなしき母性愛/ 里子/ お邸行/ そだての親/ 御殿の奥/ 養女/ 学校友達/ 若き貴族の群/ いいなずけ〔ほか〕

【著者紹介】
柳原白蓮 : 明治18年(1885)、東京で柳原前光伯爵の次女として生まれる。大正天皇の従妹。「大正三美人」の一人に数えられた。佐佐木信綱に和歌を師事。北小路家に養女に出た後、同家で結婚するが、離婚。柳原家に戻り、編入学した東洋英和女学校で村岡花子らと交流。卒業後、福岡の炭鉱王で富豪の伊藤伝右衛門と結婚、華やかな文化サロンを開き「筑紫の女王」の異名をとった。しかし、夫らとのあつれきに悩むなかで、戯曲上演をめぐって知り合った東京帝国大学の学生、宮崎龍介(宮崎滔天の息子)と恋愛関係になり、新聞紙上で夫宛ての「絶縁状」を発表して出奔する、いわゆる白蓮事件を起こす。昭和四二年(一九六七)、八一歳で死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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柳原白蓮の誕生から、宮崎龍介との道ならぬ...

投稿日:2021/07/08 (木)

柳原白蓮の誕生から、宮崎龍介との道ならぬ恋に踏み出す直前までが、小説仕立てで書かれています。自伝なので、白蓮自身の折々の心情に直接触れられる感じがします。かなり厚い本ですが、夢中になって一気に読めました。自伝ですが、波乱万丈なため小説的な面白さがあり、明治・大正の華族のお姫様の暮らしが分かる点でも興味深く、いろいろな面で楽しめる本だと思います。現在、注文不可となっているのが残念です。

ぷーにゃー さん | 不明 | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 椿 さん

    朝ドラ関連で読了。柳原白蓮の自伝的小説。当時の妻の立場は、ものすごく弱かったんだなぁ。華族の女性の考え方も、驚いたよ。

  • Mana さん

    柳原白蓮が自分の半生を小説仕立てにしてまとめたもの。仮名遣いとかを直してあるので読みやすい。小説仕立てだから評伝とかよりも面白くて一気に読めてしまった。幼少期の農家に里子に出されていた頃(昔の公家の子供は皆農家に里子に出されていたらしい)の話が意外と長かった。他では読めない話なのでとても良かったと思う。

  • yasumiha さん

    柳原白蓮の自叙伝。林真理子氏の「白蓮れんれん」を読んで、いつか読みたかった小説。宮崎龍介と出会い、白蓮事件を起こす前で終わったのが少し残念だが、愛情に飢えた白蓮の苦悩、嫉妬、諦めなどの心の内が細かく描写されており、一読の価値があった。当時の華族と平民の生活様式の違い、女性の地位の低さなどもよく分かった。また女中や家来を何人も雇い、想像以上に華やかな公卿華族の生活振りには感心した。儚げだが気位が高いお姫様であった白蓮には、荒々しい平民に嫁いだ事が不幸の始まりであったのだろう。

  • miou さん

    世間を騒がせた例の事件の前で終了。そこから先が知りたかったのに!という残念な気持ちが少々。ただ、当時の華族が今では考えられないような基準で生活していたのだけはよくわかった。時代やしきたりに翻弄された人形のような前半生の後に、自分の意志を持った、一人の人間としての白蓮があるかと思うと感慨深い。

  • どみ さん

    明治から大正にかけての、華族のお姫さまの半生。いくら学問を修めても才能があっても、男性に頼るしかない当時の女性の生き方に、時代を感じ価値観の違いを感じ。ヨヨと泣き崩れるばかりの白蓮さんですが、この物語の終末からこそが、私の読みたい白蓮さんであることが判明。

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人物・団体紹介

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柳原白蓮

1885年(明治18)、東京で柳原前光伯爵の次女として生まれる。本名〓(あき)子。大正天皇の従妹。「大正三美人」の一人に数えられた。佐佐木信綱に和歌を師事。北小路家に養女に出た後、同家で結婚するが、離婚。柳原家に戻り、編入学した東洋英和女学校で村岡花子らと交流。卒業後、福岡の炭鉱王で富豪の伊藤伝右衛

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