中国の情報機関 世界を席巻する特務工作 祥伝社新書

柏原竜一

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784396113117
ISBN 10 : 4396113110
フォーマット
出版社
発行年月
2013年03月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
251p;18

内容詳細

情報活動と国家の意思とは表裏一体の関係にある。では中国の国家的意思とは何かと言えば、世界の覇権国家になることであり、経済成長の自信に裏打ちされた今日、その野望を隠そうとはしていない。現時点では通常戦力でアメリカに劣る中国が、それを補うのが情報活動であり、サイバー戦能力である。中国情報機関がアメリカの最新鋭核弾頭の情報を収集していたことを思い起こすならば、その活動は、着々と成果を上げていると言える。本書は、ほとんど知られていなかった中国情報機関のその実態に、初めて迫る。

目次 : 中国情報活動、その究極の目的/ 情報活動の主役・国家安全部/ 誰が情報を分析し、政策決定するのか/ 軍事スパイ活動の元締め―総参謀第二部/ 情報剽窃―総参謀第三部/ サイバー攻撃―総参謀第四部/ 官民あげての経済インテリジェンス/ 中国を脅かす「五毒」/ 冷戦の背後に秘められた米中関係/ 中ロ蜜月、冷戦終結以降の大転換/ インテリジェンスから見た習近平政権

【著者紹介】
柏原竜一 : 昭和39年生まれ。京大西洋史学科、仏文科卒。情報史研究家。中西輝政氏(京大名誉教授)が主宰する情報史研究会に所属(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • スプリント さん

    中国は情報を集める能力・組織力は優れているが分析力に疑問があるという考察が印象に残りました。もしそれが事実だとすると誤った分析結果のもと暴走する危険性をはらんでいることに恐怖を感じます。

  • めいけふ さん

    いつだってスパイの話はどこかファンタジーのように見えたりするんですが、事実であるらし。ただ今のことで語られるなら、もう少し根拠やら証拠を示して欲しかった。

  • Honey さん

    多分、その自覚もなく工作員の役周りをしている政治家、科学者、一般の人…沢山いるんだろうな〜、と。 とにかく日本人の美徳ともいえる思想習慣も、世界では通用しないということを、国民の常識としてかねば! 世界には、日本的に善悪が云々というよりも、もっと切実に生き残りをかけて、手段を選ばない生き方をしている人たちの方が大勢いる。 日本の美しい価値観を守り広める前に、中共の動きのみならず、世界の現実を知らねば!

  • 叛逆のくりぃむ さん

     『ヨルムンガンド』の記述が出てきて吹いた。

  • mushoku2006 さん

    分かり易い本とは言い難いし、 著者はちょっと偏った見方のような気もするけど、 中国がインテリジェンス活動に力を入れているのは事実だろうし、 その概略は少し分かったと思う。

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