クルディスタンを訪ねて トルコに暮らす国なき民

松浦範子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784787703002
ISBN 10 : 4787703005
フォーマット
出版社
発行年月
2003年03月
日本
追加情報
:
20cm,310p

内容詳細

「世界最大の国なき民」クルド民族。現在、その土地は各国の国境線で分断され、それぞれの国で同化政策や差別に直面している。気鋭の写真家が人々の文化、生活の素顔、背負い続ける苦難の現実、そして出会いを綴る。

【著者紹介】
松浦範子 : 1964年、千葉県生まれ。1986年、武蔵野音楽大学音楽学部器楽学科卒業。高校教師、会社員などを経て、現在、フォトグラファー。1996年より、トルコ、シリア、イランのクルディスタンを繰り返し訪問。雑誌「世界」「日本カメラ」「未来」「インパクション」などでも、クルド人、クルディスタンの写真を発表している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • sagatak さん

    湾岸戦争で注目されクルド人の存在を知ったが、その実情については小島剛一氏の著書で初めて知った。その後この本を見つけ、女性の目なら少し違うだろうかとさほど期待せず読んだところ... 全く違わなかった。改めて、近年に至るまでの、いやおそらく現在のトルコにおけるクルド人の立場の困難さを知らされた。内容も素晴らしいが、この本を書くに至った著者の心の変化も読み取ることができてよい。結論などないのだろうが、著者の感じるもどかしさを私も感じることができた。読んでよかった。

  • Maumim さん

    地理の授業で習った、国を持たないクルド人の人々のルポ。 池澤夏樹の書評で紹介されていて手にとって見たら、おもしろくて一気読み。 しかし、図書館では閉架になってるんだよなあ。 関心の赴くままに、村に入り込んでいくのだけれど、最後に振り返って、果たしてこのやり方でよかったのか、自分はよそ者に過ぎないのではないかと逡巡する心の動きは、わかる気がする。 「心の原点は故郷にあるんだ。だから僕たちはずっとここで暮らしていく。」 小さな村で、クルド人としての運命を静かに受け入れてこうつぶやく青年の言葉が、強く響く。

  • gassy さん

    松浦さんの体当たりの記事に感動。彼らの生活、悔しさ、矛盾、いろんな感情が伝わってきた。知ることが出来てよかった。

  • takj さん

    この時期1991〜にこの地域で旅するのは怖くないかな? 女性だから助かった感じ。 純情素朴で心豊かに感じるクルディスタン。 トルコとの反目者・共生者・過激者・・色々いるのは 古今東西共通している

  • ぼーじょみ さん

    クルディスタンの旅を続ける著者に語られ、映し出されるクルドの人々の素顔の生活と、そこに見え隠れする分断、差別、同化、虐殺の歴史の影。生きるということそれ自体が、あまりに歴史的な問題としてある。それがクルド人としての生なのだ。国民国家やマイノリティーの問題に関心を寄せる人には是非とも読んで欲しい一冊。歴史に正面から向き合って来た人ほど、この本の随所にデジャヴを感じるはずだ。一見遠く離れたクルドの問題は、私たち自身の社会をも照射するのだ。

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松浦範子

千葉県生まれ。武蔵野音楽大学音楽学部卒業。高校教師、会社員を経て、現在フォトグラファー。トルコ、イラン、イラク、シリアのクルディスタンを繰り返し訪問し、新聞、雑誌などで写真と文章を発表するほか、講演活動も行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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