大阪・関西万博 「失敗」の本質 ちくま新書

松本創

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784480076410
ISBN 10 : 4480076417
フォーマット
出版社
発行年月
2024年08月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
松本創 ,  
追加情報
:
256p;18

内容詳細

理念がない、仕切り屋もいない、工事も進まない。なぜこんな事態のまま万博が進んでしまったのか? 政治・建築・広告・財政・歴史の観点から専門家が迫る。

【著者紹介】
松本創 : 1970年生まれ。ノンフィクションライター(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • trazom さん

    大阪万博に対する指摘は、正鵠を射ている。埋立地の技術的問題、協会事務局の不出来、ゼネコンや電通という仕切り役の不在など、実務的な問題点は多いが、そもそも、博覧会に哲学がなく、維新によって「カジノありきの万博」として推進されてきたことの報いかも知れない。70年万博の二匹目のドジョウを狙うと言われるが、そもそも、関西経済は万博を頂点にして地盤沈下の長期低落傾向が始まった。お祭り騒ぎのあと、産業構造の転換や新産業創出などの次の成長につなげられない大阪人の刹那的な体質そのものを反省すべきなのかもしれない。

  • shikashika555 さん

    無事会期を終えてほしいし実りあるものであればよいと願う。 しかしながらここに至るまで、いや現時点においても何やら頼りない雰囲気というか大丈夫なのかという不信感というか、陰性の感情が拭えない。 コロナ禍における対策と同じく、この万博においても全体を俯瞰できる責任者が不在の感。 迷走しても筋道を戻す力もなければ、疑問や問題点を上げれどもどこの部署でも「ウチじゃありません」が可能になってしまう。 事後にできた点だけつまみ出して「実績」と喧伝することが可能になってしまう。 そんなモヤモヤが言語化されている。

  • おおにし さん

    (読書会課題本)開催前に「失敗」の本質などとタイトルをつけていてちょっと言いすぎではと思って読んだが、このタイトルでも問題なしというのが今の感想。必ず失敗するプロジェクトの兆候というものがすべて現れていると思えるほどの状況のまま開幕を迎えることになりそうだ。IRありきで万博を誘致してしまったことがそもそもの敗因であろう。大阪という都市全体の中長期ビジョンがないまま、70年万博の成功体験だけを頼りに万博へ突き進む維新首長たちに失敗の責任は取れるのだろうか。

  • こも 旧柏バカ一代 さん

    そうか、万博はカジノの下地作りだったんだ(棒読み)政治家使って、税金使ってるのが失敗のなのかもね。地盤の調査をしたくても莫大な予算が掛かるとは申請する時には言えない。カジノを作りますと言ったら世間的には反発も強い。埋立地だから地盤がユルユルだから基礎工事が膨大にもなる。予算計上の時はそんな事を書いたら反発される。だから政治家に頼った結果がこうなったと。しかも半年後には解体するから資金の回収も出来ない。終わってる。

  • りょうみや さん

    5人のジャーナリストやライターのオムニバス形式。ほとんどの府民・国民が感じ取っている通り大阪万博は既に失敗認定されている。過去の万博の成功体験を忘れられず大阪に誘致するところまでは100歩譲ってよかったとしても会場を埋立地の夢洲にしたこととIR事業ありきの会場にしたことは致命的な失敗の原因。大阪府民であるけどこれまでよく分からなかった大阪の裏側がわかり勉強になる。

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