伊丹十三選集 1 日本人よ!

松家仁之

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784000281188
ISBN 10 : 4000281186
フォーマット
出版社
発行年月
2018年12月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
518p;19

内容詳細

天皇、歴史、文化を切り口に筆を縦横に走らせ、日本と日本人の心性に肉薄した伊丹十三。没後20年を経ていまだ色褪せぬ日本人の自画像。

目次 : 天皇/ 古代への旅/ 戦争/ 日本文化/ ミドル・クラス/ 日本人の舌/ 日本人のいる風景/ 英語/ 日本の街/ 日本人よ!

【著者紹介】
伊丹十三 : 1933年5月15日、映画監督の伊丹万作を父として京都市に出生。本名、池内義弘。一九六〇年代から『ヨーロッパ退屈日記』『女たちよ!』など、優れたエッセイを数多く著す。商業デザイナー、俳優など様々な分野で活躍。後年自ら監督・脚本も手がけた映画「お葬式」(1984年)で日本アカデミー賞受賞。以後、税金や暴力団、宗教や消費行動などを切り口に、日本人の行動・思考様式を鋭くあぶり出した、社会性とエンターテインメント性に溢れるスリリングな十作を次々と世に送り出した。1997年12月20日、逝去

松家仁之 : 1958年生まれ。小説家、編集者。『火山のふもとで』で読売文学賞受賞、『光の犬』で芸術選奨文部科学大臣賞、河合隼雄物語賞受賞

中村好文 : 1948年生まれ。建築家。武蔵野美術大学を卒業後、吉村順三設計事務所を経て独立。「一連の住宅作品」で吉田五十八賞。2007年、伊丹十三記念館を設計

池内万平 : 1975年生まれ。伊丹十三の次男。子役として「お葬式」「タンポポ」に出演。現在は一般企業に勤めるかたわら、ITM伊丹記念財団評議員、(株)伊丹プロダクション取締役(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ぐうぐう さん

    監督としての伊丹十三の作品には熱心に接してきた(映画は公開時に劇場ですべて観ている)が、エッセイストとしての伊丹の作品は、映画の撮影日記を読んだくらいで(これもまた、監督としての副産物だ)、積極的に読んでは来なかった。そんなわけで、没後二十年を機に編まれたこの選集は、書き手としての伊丹に触れるにはうってつけに思えたのだ。1巻は「日本人よ!」というタイトルからもわかるように、天皇、古代、戦争、食、あるいは異国を通して、日本人の姿を照らそうと試みるエッセイが収録されている。(つづく)

  • くさてる さん

    すでに既読のものも多かったけれど、面白かった。冒頭の「天皇」は、この時期に読んだおかげで、さらに腹に来るような重さを感じるものだった。教養人とはこういう人のことを言うのだろう。時代を感じる文章でもあるけれど、それがさらに馥郁な香りをかもしだすような、そんな内容だった。

  • ほし さん

    伊丹十三選集、1冊目は「日本人よ!」となっています。 なんといってもこれまで文章化されていなかった、伊丹さんがナレーターを務めた番組「伊丹十三の古代への旅」が収録されているのが目玉でしょうか。これがまた、単純に読み物としても面白い。伊丹さんが古代をテーマに日本人のルーツなどに迫る番組なのですが、伊丹さんの知性とユーモアが炸裂しております。古代の道具の進化に感心しながら、「こういうのに全然感動しない人がサ、たとえば、ダンヒルのライターなんか持ってても全く無駄だと私は思うわけね。」とか、伊丹さんらしくて最高。

  • よみ さん

    日本人とは何か…ということが歴史や言語、食事や対話など、あらゆる視点から語られていて、非常に興味深かった。 あまり感傷的でないのも読んでいて快かった。

  • Ryoichi Ito さん

    全3巻の第一。多くは単行本で読んでいたものだが,数十年経って再読し,あらためて感銘を受ける。すべての作品にこちらの知的好奇心を刺激するものがある。今回特に面白かったのは「天皇日常(猪熊兼繁先生講義録)」と「古代への旅」だった。後者は初読。第二,第三巻が楽しみだ。

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人物・団体紹介

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松家仁之

1958年、東京生まれ。編集者を経て、2012年に発表した長編小説『火山のふもとで』第六十四回読売文学賞を受賞。2018年『光の犬』で第六十八回芸術選奨文部科学大臣賞、第六回河合隼雄物語賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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