政策にエビデンスは必要なのか EBPMと政治のあいだ MINERVA 人文・社会科学叢書

杉谷和哉

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784623093892
ISBN 10 : 4623093891
フォーマット
出版社
発行年月
2022年04月
日本
追加情報
:
289p;22

内容詳細

ステークホルダーが数多く存在し、不確実性が伴う政策において社会全体の問題が解決されるという魔法の杖は存在しない。そのなかでいかにエビデンスをもとに政策を立案し、実現していくのか。本書は各国の状況と日本の歴史・思想的背景ならびに政策形成の過程を紐解き、政策形成をめぐるエビデンスのかたちを模索する基礎的研究である。

目次 : 序章 「エビデンスに基づく政策形成」とは何か/ 第1部 各国のEBPMの概況(米国と英国におけるEBPMの展開/ 日本におけるEBPM)/ 第2部 日本におけるEBPMの展開(日本におけるEBPMの起源―統計改革とEBPM/ EBPM「第一の矢」と「第二の矢」/ 行政事業レビューとEBPMの関係/ EBPM「第三の矢」の検討)/ 第3部 EBPMの更なる展開へ向けて(EBPMの課題と新たな展開―ポール・ケアーニーとジャスティン・パークハーストの議論/ 「政治」とEBPM―日本の政策研究を踏まえた考察/ 行政責任論とEBPM―医療と教育の責任論の検討)/ 終章 EBPM研究の今後に向けて

【著者紹介】
杉谷和哉 : 1990年生まれ。2020年京都大学大学院人間・環境学研究科研究指導認定退学。2021年博士(人間・環境学)。現在、岩手県立大学総合政策学部講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • Bevel さん

    どうなんだろう。個人的なキーワードとして、たばこの例、「人間理性の限界」(200)「RCTの脱文脈性と公共政策の文脈性」(186)とかかなあ。普遍的なエビデンスを提供するのは難しく、政策形成や実施の文脈のうちに、データサイエンティストを巻き込みつつ、エビデンスの多様化みたいな試みが必要なのかなとぼんやり思った。あと政治家や行政の養成の基盤理論を描けないのが一番ネックなのかなあ。

  • takao さん

    博士論文

  • チバタリアニズム さん

    研究のための研究という印象です(読む人による、良し悪しあるとおもいます)。この本は2015年以降に政府がEBPMといいはじめたモノはなんだったのか、を先行研究に照らして提出された簡単な概念に沿って、代表的な政策文書やパワポの内容を整理するレビューといった内容になっています。

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杉谷和哉

1990年大阪府生まれ。京都府立大学公共政策学部公共政策学科卒業。京都大学大学院人間・環境学研究科博士後期課程研究指導認定退学。博士(人間・環境学)。京都文教大学非常勤講師、京都大学大学院文学研究科特定研究員などを経て、現在、岩手県立大学総合政策学部講師。専門は公共政策学(本データはこの書籍が刊行さ

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