淡海妖怪拾遺 淡海文庫

杉原正樹

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784883258017
ISBN 10 : 4883258017
フォーマット
出版社
発行年月
2023年12月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
208p;19

内容詳細

近江には、河童、天狗、ショウケラ、大入道など名の通ったものから木娘、おたまさん、ガオーさん、亡霊子、蓑火、常元虫など滋賀県特有のものまで他府県に負けず劣らず多くの妖怪がいる。妖怪歴30年の著者が、興味のままに文や伝承から渉猟する中で出会ったバケモノたちの痕跡を丹念に紹介。本書は、「妖怪の本質を解き明かしてやる」と大上段に構えたものではない。肩の力を抜いて、書籍、映画、祭事など関係のないように見えるところから「こんなところにも!」という驚きとともに近江の妖怪を拾遺したものである。

【著者紹介】
杉原正樹 : 彦根市生まれ。法政大学法学部卒。有限会社北風寫眞舘代表。情報紙DADAジャーナル編集人。地域の未評価の文化資源や儚いもの、気づかなければ失われてしまうもの、道草が好き。妖怪歴30年(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 田中峰和 さん

    彦根藩の元藩士の7男として生まれた高橋敬吉が井伊家に関わる古文書を解読した「彦根藩士族の歳時記」をもとに、妖怪にかかわる部分をまとめられている。紹介される妖怪は近江だけに存在するわけでなく、全国で見られるものが多い。河童や天狗、ショウケラ、大入道などの全国区とは別に、木娘、おたまさん、二条坊、牛鬼、亡霊子、蓑火など滋賀特有の妖怪も多い。イラストのタッチは、水木しげるに近いが、妖怪を普遍化した人物の作品に影響を受けても仕方ない。

  • りんご さん

    滋賀県の風土記のようなもので妖怪の話が集められてます。たまにはこういう本も楽しいです

  • わ! さん

    とても面白い…。例えば「大阪怪談」などで、地元密着型のホラーを読んだりしていたが、妖怪の方が、幽霊よりも、より地域に密着するだろうことは、日本の民俗学を立ち上げた柳田翁が「妖怪談義」に書いている通りだ。つまり妖怪の話は、土地々々の話に直結するわけである。だからこの本の様に淡海(おうみ=滋賀県)の妖怪譚を収集して並べた本には、滋賀県の様々な場所の伝説が集められることとなる。妖怪の話が、意外にも神社の縁起に数多く関係していることが面白い。なるほど柳田翁が、妖怪を零落した神だと言ったのも頷けるような気がする。

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杉原正樹

彦根市生まれ。法政大学法学部卒。有限会社北風寫眞舘代表。情報紙DADAジャーナル編集人。地域の未評価の文化資源や儚いもの、気づかなければ失われてしまうもの、道草が好き。妖怪歴30年(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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