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まちづくり幻想 Sb新書

木下斉

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784815609122
ISBN 10 : 4815609128
Format
Books
Release Date
March/2021
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:
木下斉 ,  

Content Description

地方創生が叫ばれてから早数年。日本の地域は再生どころかますます衰隊の度を深めています。莫大な財源が投入されたにもかかわらず、うまくいかないのはなぜか。そこには、「まちづくり幻想」があると著者は指摘します。幻想は官民トップ層による誤った意思決定や生活者の集団圧力を引き起こし、地域を成功から遠ざけます。地域分野でトップランナーの著者が、全国の実践例と最新の統計をもとに暴き出す、誰も言わなかった本音のまちづくり論!

目次 : 第1章 「コロナ禍で訪れる地方の時代」という幻想(大企業の地方拠点は手放しに良いことではない理由/ 「東京一極集中が終わった」というフェイクニュース ほか)/ 第2章 えらい人が気づけない、大いなる勘違い(予算があれば地域が再生するは本当か/ なんでも「成功事例」を求める病 ほか)/ 第3章 「地域の人間関係」という泥沼(「成功者」を収奪者だと思い込む人/ みんなで力を合わせ、頑張れば成功するのワナ ほか)/ 第4章 幻想が招く「よそ者」頼みの失敗(お金の話がすっぽり抜けた「外の人」活用の幻想/ 関係人口とは地元のファン増加だという幻想 ほか)/ 第5章 まちづくり幻想を振り払え!(官×意思決定者が「役所」ですべきこと、「地域」ですべきこと/ 官×組織集団「自分の顔を持ち、組織の仕事につなげる」 ほか)

【著者紹介】
木下斉 : 1982年生まれ。高校在学時からまちづくり事業に取り組み、2000年に全国商店街による共同出資会社を設立、同年「IT革命」で新語流行語大賞を受賞。早稲田大学政治経済学部政治学科卒業、一橋大学大学院商学研究科修士課程修了。08年に設立した熊本城東マネジメント株式会社をはじめ全国各地のまちづくり会社役員を兼務し、09年には全国各地の事業型まちづくり組織の連携と政策提言を行うために一般社団法人エリア・イノベーション・アライアンスを設立。15年から都市経営プロフェッショナルスクールを東北芸術工科大学、公民連携事業機構等と設立し、既に350名を超える卒業生を輩出。20年には北海道の新時代に向けた「えぞ財団」を仲間と共に発足している。また内閣府地域活性化伝道師等の政府アドバイザーも務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ひこうき雲

    著書の今までの主張と大きく変わりはない。一つだけ言いたいことー社会は常に複雑な要素が絡みあってできており、社会を変えるとは、止められない自動車を走りながら修理するようなものという前提に立つ必要がある。地域を変えるために動くことが大事だと分かっていても、動けないのも理由があるし、それを吊るし上げるのもどうか。

  • けんとまん1007

    地域再生、地域活性化などの言葉には、以前から胡散臭さや、軽薄さを感じている。人が増えないと・・とか、予算がないと・・とか。自分が住む地域への関わりが、これまで以上に深くなってきた2年間の中で考えていることを整理することにつながる。悪い意味での前例踏襲、内向き志向。基本は人ということに尽きるし、それを実感。一人の覚悟が重要とのフレーズに納得。いかにして関わる人を増やすのか。ただ、これは数年前からの流行である関係人口とは違う。そこに暮らす人の中でという視点。

  • レモン

    つまるところは人の問題である。いかなる課題も失敗する理由も人的ミスによるものだが、成功に導くのも「人」である、と実感。行政だけでなく、会社などあらゆる組織にも置き換えられる。結局「人」を大事にしない事業や組織はダメになるよなぁ。一市民レベルでもできること…地元企業・店舗を応援することか。よし、転職しよう。

  • おせきはん

    地域再生が失敗する原因が著者の経験、見聞に基づき具体的に解説されており、納得感がありました。他地域の成功事例や過去の栄光などの「幻想」を捨て、自分のこと、周囲の目よりも「地域の未来」を考えて、他人任せにせず、できることから行動するのが大切だと思いました。

  • ちくわ

    自分は『成功はアート、失敗はサイエンス(田中修治)』という言葉が好きなので、様々な失敗談を読んだり研究したりするのが趣味である。また、将来生まれ故郷に帰った時に地元の再創生をお手伝い出来たら良いな!という想いがあるので、それを実現するための事前勉強の一環として本書(=数々の失敗談)を読み始めた。数多くの事例があり、また上手くいかない本質的な部分に切り込んでいる内容であるため、自分としては非常に良い本だと感じた。名著『失敗の本質』が好きな方は、興味深く読めるのでは?

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