イラン 「反米宗教国家」の素顔 平凡社新書

新冨哲男

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784582859928
ISBN 10 : 4582859925
フォーマット
出版社
発行年月
2021年12月
日本
追加情報
:
262p;18

内容詳細

革命によって親米の王政が崩壊し、史上類を見ない「イスラム共和制」が樹立されてから40年を経たイラン。「悪の枢軸」「世界最大のテロ支援国家」と米国に名指しされ、脅威論も根強いこの国の、実際の姿とはいかなるものか。イランは、はたして危険な国なのか。テヘラン特派員がその素顔を活写する。

目次 : 第1章 混迷するイラン情勢の行方/ 第2章 絡み合う対立の歴史と現在/ 第3章 革命から40年、イランの素顔/ 第4章 社会の不合理に抗う者たち/ 第5章 生死の現場を訪ねる/ 第6章 日本との絆を紡ぐ

【著者紹介】
新冨哲男 : 1983年佐賀県生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。2006年共同通信社入社。大阪社会部、外信部を経て、16年7月から18年8月までテヘラン支局長。現在は政治部で首相官邸を担当(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • sakadonohito さん

    先日読んだ一般のイラン人の実態を描き出した1冊とは違い、イランに特派員として赴任していた著者が書いたジャーナリストらしい1冊。イランの杓子定規な印象からありふれたイランの表向きの現状を伝えるパートは「(`д´)ケッ」って感じだったが、記者らしいイラン・イラク戦争の被害者やアフガン難民への取材などは読む意味を感じられた。ただ、どう消化したら良いのか分からない読書だった。

  • 乱読家 護る会支持! さん

    共同通信社でテヘラン支局長を務められた著者。 日本からはなかなか見えずらい、テヘラン庶民の生活をレポされています。 イランの首都テヘランは、人口913万人で喧噪が絶えない大都市。 福祉機器の小さな工場の経営者。 アメリカでのビジネスが出来なくなった実業家。 反政府デモの喧噪に巻き込まれる小さなピザ屋の店長 などなど、、、政治的には無関係な弱者にトランプ・ショックが直撃している現実があります。 そして、今、モスクワの庶民も苦しんでいるのだろうなあと、複雑な思いを持ちながら読みました。

  • 氷柱 さん

    821作目。1月27日から。イランの成り立ちから近況まで幅広くまとめられている。前半はマクロな視点から描かれ教科書的な内容となっていて、後半はミクロな視点で綴られ市民の生活を垣間見ることのできるルポルタージュになっている。イランの隣国との付き合い方、そして国内事情に至るまで幅広くイランを知ることができる。そこまで厚い本ではないはずなのに、実感としてのボリュームはたっぷり肉厚となっている。

  • Ti Mo さん

    抜群に面白い。イランの歴史や現状がわかりやすく説明されているとともに、現地の一般人の話が非常に具体的で興味深かったです。イラン料理、食べてみたい

  • Go Extreme さん

    混迷するイラン情勢の行方: 苦境のどん底であえぐイラン国民 人と人との絆さえも分断 家族を引き裂いた米国入国规制 歴史的合意か、最悪のデイールか 絡み合う対立の歴史と現在: 栄光と屈辱の記憶 革命から40年、イランの素顔: 高校まで男女別学 面従腹背のアンダーグラウンド 社会の不合理に抗う者たち: 公問処刑現場を捉えた報道 「死刑大国」に変化の兆し 生死の現場を訪ねる: イラン・イラク国境地震 日本との絆を紡ぐ: 半世紀途絶えぬ岳人の友情 阪神大震災に遭遇した地震学者

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新冨哲男

1983年佐賀県生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。2006年共同通信社入社。大阪社会部、外信部を経て、16年7月から18年8月までテヘラン支局長。現在は政治部で首相官邸を担当(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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