階級にとりつかれた人びと 英国ミドル・クラスの生活と意見 中公新書

新井潤美

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784121015891
ISBN 10 : 4121015894
フォーマット
出版社
発行年月
2001年05月
日本
追加情報
:
204p;18

内容詳細

「典型的なイギリス人」と思われているロウアー・ミドル・クラスの人々。貴族階級に憧れ、労働者階級に共感するイギリス紳士たちの「痩せ我慢」な胸のうちと、その100年余りの生態をエピソード豊かに綴る。

【著者紹介】
新井潤美 : 1961年(昭和36年)生まれ。東京大学大学院博士課程満期退学(比較文学比較文化専攻)。現在、中央大学法学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • はやしま さん

    ロンドン在住時、周囲の会話に階級に関する嘲笑・皮肉などを感じることが本当に多かった。わかっているつもりだったが、ミドルクラスの葛藤−ロウワーとアッパーの差−は根深い。言葉やアクセント、出身学校、職業。室内の装飾や所有物が属する階級により意味が変わる複雑さ。「リスペクタビリティ」というスティグマ。それを日常無意識のうちに意識し判断する、まさに取りつかれているイングランドの人々。具体例としてH・G・ウェルズからハリー・ポッターまで物語の世界に見られる階級、メアリー・ポピンズやジーヴスの人気理由などが示される。

  • ごへいもち さん

    面白かった。知れば知るほど興味深い英国。ミルクティ:ミルクを先に入れるのはノンアッパーとは知らなかった。確かチャーチルがそうしていたとどこかに書いてあったと記憶しているが裏返しのスノビズムのようなものか。(マールバラ)公爵家の出身だからできることかな

  • けいちか さん

    イギリスが階級社会であるということは、頭では理解していたが、ここまで細かく本人たちが意識しているとは思っておらず、なかなか大変なんだなと思った。しかし、ある意味日本も階級ではないものの、貧富の差というか、知識・学歴の差などからくる格差があるのは否定はできないところ。そして、実はロシアにも階級社会があることに、あまり人々は気が付いていない。

  • アノニマス さん

    イギリスの中流階級であるミドルクラスのロウアーミドルクラスに重点を置いて書かれている。ロウアーミドルクラスの事務員が生きていくためにはアッパーミドルクラス並みのマナーや服装を求められるのがしんどい。アッパークラスだけではなくワーキングクラスがイギリス人に好まれるのは人口比の50%が後者だからなのかもしれない。日本でもややお金持ちは妬まれるが大金持ちは羨望の対象な気がするがイギリス人の階級意識への拘りは並大抵ではないようだ。

  • オールド・ボリシェビク さん

    面白い。イギリスの中産階級も大変なんだなあ、と思う。アッパーにはなれず、ワーキングクラスからは追われる立場のロウアーミドルの人々の悲哀が伝わる。それに比べて、日本社会は、真のアッパーなんて皇族しかいないのだから、理解は楽である。いずれにせよ、アッパーミドルとロウアーミドルの間の強固な壁について考えさせてくれました。

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