毒殺者 文春文庫

折原一

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167902230
ISBN 10 : 4167902230
フォーマット
出版社
発行年月
2014年11月
日本
追加情報
:
386p;16

内容詳細

妻に五千万円の保険金をかけたMの殺人は、大成功のはずだった。だが、謎の脅迫者の電話に悩まされることになる。一方、五千万円の保険金をかけられた妻は、夫の行動に不信感をもった。もしかして…。どんでん返しに次ぐどんでん返し。実際の事件に想を得た「―者」シリーズの原点となった『仮面劇』を改訂改題して復刊。

【著者紹介】
折原一 : 1951(昭和26)年生まれ。早稲田大学卒業後、編集者を経て88年に『五つの棺』(後に改作して『七つの棺』)でデビュー。以後、大胆な叙述トリックを駆使した本格ミステリーからトラベルミステリー、サスペンス。ホラーと幅広い作風で活躍。95年には『沈黙の教室』で第48回日本推理作家協会賞(長編部門)を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • nobby さん

    第二幕までは改題『毒殺者』がぴったりで、第三幕には元タイトル『仮面劇』がしっくりくる感じ。トリカブトを使っての保険金殺人、実際にあった手口を題材に描く展開は読みやすく面白い。妻と愛人へ向かう狂気と何時ぞやか忍び寄る脅迫、そこに関わるのはMだらけ(笑)その正体や仕掛けには行き着き、折原さんらしい脳内混乱は軽めで心地よい。ただ、事件落ち着いてからの第三幕が何やら失踪・監禁とか全く違う展開になり正直戸惑うばかり…最後の数ページであっと言わされたが、全く違うテイストを無理やり合わせた様がちょっと違和感。

  • aquamarine さん

    実際の事件に折原さんの解釈を加えて焼き直したもの…みたいなイメージでしたが、その事件をもとにまったく違ったミステリーに発展させたものだそうで、物語としての折原さんらしい展開は健在で、途中で惑わされ混乱し分かった気になってひっくり返される、と通常通り気持ちよく振り回されました。それでも今まで私が読んだ折原作品の中ではかなり素直で読みやすい方ではないかと思います。シリーズの原点とはいえ「仮面劇」の改訂改題ということなので他の「―者」シリーズとは少しテイストが違うようです。シリーズの他の作品も読んでみたいです。

  • 加賀恭一郎 さん

    どんでん返しの連続、手に汗握る展開で一気読みでしたが、再読すると犯人の視点で語るシーンで明らかに嘘がいくつか混じっている(´・ω・`)あれはズルい(´・ω・`) まあそれを差し引いても楽しませて頂きましたが。

  • 達ちゃん さん

    〜者シリーズ初読。どこで騙されるか、いつ騙されるかとワクワクしながら読みました。そして最後にやっぱり騙された。面白かった〜。

  • レモン さん

    実際にあったトリカブト保険金殺人事件を下地に書かれた作品。著者は叙述トリックの名手ということで、犯人Mは彼と見せかけて彼、とそこまでは読めるのだがラストの展開はわからなかった。そういうオチだったのか。昔の小説は(小説に限らず?)不倫したらすぐ配偶者を殺そうとするが、なぜそんなに殺人のハードルが低いのか。警察の捜査能力が実際に低かったか、低く見積もられていたのかな。〇〇者シリーズ予想以上に面白かったので続きも追いかけよう。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

人物・団体紹介

人物・団体ページへ

折原一

早稲田大学卒業後、編集者を経て88年に『五つの棺』(後に改作して『七つの棺』)でデビュー。以後、大胆な叙述トリックを駆使した本格ミステリーからトラベルミステリー、サスペンス、ホラーと幅広い作風で活躍。95年には『沈黙の教室』で第48回日本推理作家協会賞(長編部門)を受賞。2018年には『異人たちの館

プロフィール詳細へ

文芸 に関連する商品情報

おすすめの商品