新全体主義の思想史 コロンビア大学現代中国講義

張博樹

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784560096994
ISBN 10 : 4560096996
フォーマット
出版社
発行年月
2019年05月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
434p;20

内容詳細

天安門事件から30年、“党=国家”による苛烈な独裁下、思想はいかにして可能か?専制と闘う解放のための講義。

目次 : 思想および思想のスペクトルと思潮の衝突/ リベラリズム/ リベラリズム(続一)/ リベラリズム(続二)/ 新権威主義/ 新左派/ 新左派(続)/ 毛左派/ 毛左派(続)/ 中共党内民主派/ 「憲政社会主義」の様々な主張/ 儒学治国論/ 紅二代と「新民主主義への回帰」/ 対外的に勢力の強まるネオ・ナショナリズム/ 結論

【著者紹介】
張博樹 : 1955年生まれ。中国人民大学政治経済学部、中国社会科学院大学院(哲学専攻)を経て中国社会科学院哲学研究所勤務。哲学博士。64・天安門事件に遭遇して人生が変わり、以後、中国批判理論の構築に邁進する。2011年に渡米。現在、コロンビア大学客員教授

石井知章 : 1960年生まれ。早稲田大学大学院政治学研究科博士課程修了。博士(政治学)。共同通信社記者、ILO(国際労働機関)職員を経て、明治大学商学部教授。主な著書に『現代中国政治と労働社会』(御茶の水書房、日本労働ペンクラブ賞受賞)。他

及川淳子 : 東京都生まれ。日本大学大学院総合社会情報研究科博士後期課程修了。博士(総合社会文化)。中央大学文学部准教授

中村達雄 : 1954年生まれ。横浜市立大学大学院国際文化研究科博士後期課程単位取得退学。博士(学術)。現在、明治大学兼任講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • BLACK無糖好き さん

    著者はコロンビア大学客員教授。大学での「現代中国の九大思潮」の講義録を元に、各種政治思潮の主張に対して徹底した批判を展開している。著者は憲政自由主義者として、現在の中国共産党の一党独裁体制には一貫して否定的な立場。◇左右のイデオロギーや憲政、独裁等、中国知識界の分裂はかなり複雑な様相を呈しているようだ。単に民主化云々といった次元ではなく、掲げる理想と現実の狭間で様々な思惑も絡み合っているのだろう。共産党自体も一枚岩ではない。リベラリズムは、習近平体制のネオ・ナショナリズムを超えられるのだろうか。

  • ゆきんこ さん

    ぼーっと読んでたら土日消えた

  • 原玉幸子 さん

    現代中国の九大思潮である、リベラリズム、新権威主義、新左派、毛沢東左派、中共党内民主派、憲政社会主義、儒学治国論、新民主主義回帰論、ネオ・ナショナリズム其々を、論客と共に丁寧に例示する学術書で、「憲政民主なんか本当に志向されているのか」との疑問には、指弾されつつも中国国内で頑張っている人物紹介もある等、網羅的で有難い本です。但し、学術書≠読書、且つ二段400頁は長く辛いので、「共産党一党独裁が諸悪の根源」が持説の著者の各思潮への賛否を題材に、頭の中で小説に転換して読むのがいいでしょう。(◎2019年・冬)

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張博樹

1955年北京生まれ。中国人民大学経済学部、中国社会科学院大学院(哲学専攻)を経て中国社会科学院哲学研究所勤務。哲学博士。六四・天安門事件に遭遇し、以後、中国批判理論の構築に邁進する。2010年に渡米。現在、コロンビア大学客員教授

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