ガザとは何か パレスチナを知るための緊急講義

岡真理

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784479394204
ISBN 10 : 4479394206
フォーマット
出版社
発行年月
2023年12月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
岡真理 ,  
追加情報
:
208p;19

内容詳細

パレスチナ問題は決して“難しく”ない。早稲田大学(10/23)、京都大学(10/20)の講義に加筆・収録。「まずここから」の一冊。今起きていることの歴史的文脈とポイントがわかる。

目次 : 第1部 ガザとは何か(毎年行われるイスラエルのヘイトデモ/ 四つの要点/ イスラエルによるジェノサイド/ 封鎖下のガザに繰り返される攻撃/ 発信することすらできない ほか)/ 第2部 ガザ、人間の恥としての(今、目の前で起きている/ 何度も繰り返されてきた/ 忘却の集積の果てに/ 不均衡な攻撃/ 平和的デモへの攻撃 ほか)/ 質疑応答/ もっと知るためのガイド(書籍、映画・ドキュメンタリー、ニュース・情報サイト)

【著者紹介】
岡真理 : 早稲田大学文学学術院教授、京都大学名誉教授。1960年生まれ。東京外国語大学アラビア語科卒、同大学大学院修士課程修了。在学時代、パレスチナ人作家ガッサーン・カナファーニーの小説を通してパレスチナ問題、アラブ文学と出会う。エジプト・カイロ大学に留学、在モロッコ日本国大使館専門調査員、京都大学大学院人間・環境学研究科教授を経て現職。専門は現代アラブ文学、パレスチナ問題(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • skunk_c さん

    京都、早稲田両大学で行われた著者の講演を加筆修正したもの。従って両者に重複する話は登場するが、その部分はまさに本質を突いているところだ。著者の主張はシンプルで、問題はイスラエルであるということ。その「建国」が植民地の獲得と同じであり、先住民であるパレスチナ人を隔離(アパルトヘイト)し、そしてジェノサイドしているという事実を抜きに、ハマスの暴力を語ることの問題点をこれでもかと書く。監獄ですら囚人を無差別に殺すことはないという指摘は重い。パレスチナ側に瑕疵がないのではなく、イスラエル側の瑕疵が圧倒的なのだ。

  • 榊原 香織 さん

    2023緊急出版で2024もう2刷り。 日本で報道されたこととあまりにも違うのでびっくりしている。また、その酷さにも。

  • アキ さん

    イスラエルという国家の成り立ちからして、アラブ人やイスラムに対するヨーロッパ人の植民地的な侵略と民族浄化によってつくられたものであり、パレスチナ人へのジェノサイドはイスラエル建国以降継続してきたことを主張している。1993年のオスロ合意でイスラエル軍はヨルダン川西岸やガザから撤退してパレスチナの暫定自治を認めることも無効化し、2007年ガザに対する完全封鎖が始まり、230万人の生活汚水を処理することも出来ずに地中海に排水されている。その上この無差別攻撃。この攻撃をやめさせるには全世界の共通認識が重要です。

  • W. さん

    イスラエルとパレスチナの問題について、恥ずかしながら初めて触れることができた。イスラエルの成り立ちを知ることで、世界史における差別と偏見の歴史と向き合うことができる。ガザとは何かを知るために、本当のイスラエルは何かを知る必要があるという主張が印象に残った。

  • ひろき@巨人の肩 さん

    衝撃の内容だった。まさに「ガザ、人間の恥としての」の通り、パレスチナ問題を正しく理解せず忘却することは、自分が人間の尊厳を失うこと。イスラエルは、シオニズム運動の入植により建国した植民地国家でありアパルトヘイト国家。現在起きていることはジェノサイドにほかならない。違法性が問われるパレスチナ分割案、ホロコーストを受けたユダヤ人たちによる繰り返される軍事攻撃と2007年以来続くガザ封鎖。このような歴史を知らず「憎しみの連鎖」として政治的問題を人道問題へと置き換えるイスラエルの情報戦。世界観が揺さぶられる。

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