評価経済社会 ぼくらは世界の変わり目に立ち会っている

岡田斗司夫

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784478015889
ISBN 10 : 4478015880
フォーマット
発行年月
2011年02月
日本
追加情報
:
19cm,292p

内容詳細

twitterのフォロワーをお金で買うことはできない。“お金”の時代から“評価”の時代へ。その時、どんな現象がおきるのか。大変化の時代を幸せに生きるためにできることとは。混迷の時代の羅針盤となる1冊。

【著者紹介】
岡田斗司夫 : オタキングex社長。1958年大阪生まれ。1985年、アニメ・ゲーム制作会社ガイナックスを設立。代表取締役として「王立宇宙軍―オネアミスの翼」「ふしぎの海のナディア」など数々の名作を世に送る。1992年退社。「オタキング」の名で広く親しまれ、NHK「BSマンガ夜話」「BSアニメ夜話」のレギュラーとしても知られる。2010年に、「オタキングex」を立ち上げる。大阪芸術大学客員教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • えちぜんや よーた さん

    Jリーグ・歌舞伎公演・AKB48は、「人気商売」です。ヘビーユーザー(ファン)が、チケットやグッズ(時にはCD)を大量に買うことで、Jリーガー、アイドル、役者を支え、間接的にライトユーザーへ「還元」しています。「還元」とは、テレビなどのメディア出演をすることで直接的な費用を発生させず視聴させることです。(そして新たなヘビーユーザーの「信者」を獲得する)「オタキング」で有名な岡田斗司男さんはご自身で、「FREEex」というシステムを構築することによって、「人気商売」をされています。それを評価経済といいます。

  • Miyoshi Hirotaka さん

    歴史を超長期で俯瞰すると農業革命、産業革命、ネット革命という三大変化があり、引き返せない楔としてパラダイムを区別している。産業革命からはモノ余り、情報不足になり、情報を寡占していたジャーナリズムが力を持ったが、ネット革命以降は情報余りになり、情報はコモディティ化。業界が「マスゴミ」と揶揄されるまでに劣化した。今後は、あり余る情報を多様な解釈や価値観、自分の体験を通じてモノ化し、資本として蓄積、その希少性を源泉とする影響力が評価される社会になる。パラダイムシフトの間隔は劇的に短縮され、今後数十年で完了する。

  • あふもん さん

    もちろんドンピシャで岡田さんが考えていたような社会になってるとは言えないが、大枠で見たらまぁだいたいそんな感じよなぁ

  • nekozuki さん

    再読。前回の感想から修正点。筆者がなくなり評価が交換価値になると言っているわけではない。これまで資本主義経済に置いて、もっとも重要度が高いと言って良かった貨幣の地位が下落し、変わって個人の評価が重要になるとのこと。他者からの評価次第で金やモノなどをいくらでも調達できる社会になるという意味で「評価経済社会」。現在のクラウドファンディングや話題のVALUなどはまさに個人の評価に重きを置いたサービスだと思う。

  • nekozuki さん

    「貨幣経済社会から評価経済社会へ」だと、若干違和感がある。貨幣がなくなるわけではないのでは。貨幣自体に経済価値があるというよりも交換価値としての意義が大きい。それを踏まえると、ネットを介した「評価」を貨幣を介して商品と交換できるようになるというのが正しいか。 そもそも、会社で給料をもらうということも閉じられた共同体の中での「評価」と貨幣への交換のような物で、「評価」が重要であることは人間が社会を形成してから変わっていない。変わったのは、見えない相手の評価をもネットを介して取り込むようになったこと。

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人物・団体紹介

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岡田斗司夫

1958年大阪府生まれ。通称、オタキング。1984年にアニメ制作会社ガイナックス創業、社長をつとめた後、東京大学非常勤講師に就任、作家・評論家活動をはじめる。立教大学やマサチューセッツ工科大学講師、大阪芸術大学客員教授などを歴任。レコーディング・ダイエットを提唱した『いつまでもデブと思うなよ』(新潮

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