「表現の自由」の守り方 星海社新書

山田太郎 (政治家)

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784061385863
ISBN 10 : 4061385860
フォーマット
出版社
発行年月
2016年04月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
236p;18

内容詳細

児童ポルノ禁止法、TPPに付随した著作権非親告罪化、国連による外圧、「有害図書」指定、青少年健全育成基本法…日本が世界に誇るマンガ・アニメ・ゲームの表現は、たえず厳しい規制の危機にさらされてきた。しかし、争点を冷静に見極め、したたかに交渉を重ねていけば、必ず「表現の自由」は守ることができる―。本書は、参議院議員としてマンガ・アニメ・ゲームの表現規制を水際で食い止めてきた著者が、永田町の表と裏の舞台で行ってきた活動を明らかにするものである。単に「規制反対!」を大声で叫ぶのではなく、私たちの表現を守るために、一人ひとりにできることを共に探っていく座右の書。マンガ家・赤松健との特別対談を収録。

目次 : 第1章 児童ポルノ禁止法/ 第2章 TPPと著作権非親告罪化/ 第3章 国連からのふたつの「外圧」/ 第4章 「有害図書」と軽減税率/ 第5章 通信の秘密/ 第6章 青少年健全育成基本法と表現規制の今後/ 特別対談 赤松健×山田太郎

【著者紹介】
山田太郎 : 参議院議員。1967年生まれ。慶応義塾大学経済学部卒、早稲田大学大学院博士後期課程単位取得。米国外資系企業副社長などを務めた後、製造業向コンサルティング企業を創業、3年半で東証マザーズに上場させる。現在、参議院議員、表現の自由を守る党党首、MANGA議連事務局長代行。専門は憲法21条(表現の自由・通信の秘密)。とりわけマンガ・アニメ・ゲームの表現の自由を守る運動では中核的な役割を果たし、度重なる規制の危機を食い止め続けてきた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • トラシショウ。 さん

    積読消化。※読了がこの時期になっただけであり、本感想に政治、思想誘導的な意図は一切在りません。あくまで一冊の新書についての一個の独立した感想としてお読みいただければ幸いです※ 参議院議員として表現の自由に対する規制問題に取り組んで来た作者のこれまでの経緯を記述したもの。永田町用語、その独自の解釈等も頻繁に登場するものの、基本的には極めて平易な言葉と語りで解りやすく、ここ数年、そして現在も置かれている日本の漫画、アニメやゲームの表現規制にまつわる問題とその奇妙な背景が見えてくる良書(以下コメ欄に余談)。

  • Kentaro さん

    撮りようによっては、自分の子供と海へ海水浴に行って一緒にとった水着の写真を児童ポルノだとして罰せられる。ドラえもんの有名なしずかちゃんのお風呂の水をバシャ〜とかけるシーンも、女の子の裸だからと自主規制で上映されずカットされてしまう。 これらは明らかに行き過ぎた規制だろう。法の解釈によって単純な子供の元気に走り回っているだけの写真や、マンガでの笑いを誘うシーンがポルノだと指定されてはたまらない。アニメやゲームの二次創作に対する行き過ぎた規制もマンガかを苦しめるだけの悪法になりうる。

  • たこやき さん

    児童ポルノ禁止法、TPP、国連の勧告……近年の「表現の自由」を巡る問題の解説、そして、それを防ぐために著者がどう活動したのかを著した書。こう言っては何だが、著者は野党議員、それも小政党所属。そのような人物が、どう根回しをし、そして守るべき部分を守るのか。国会議員としての活動であるのだが、ある種、その手法はビジネス書のような内容も含んだ書であると感じた。

  • nob さん

    選挙が近づいてきたので…。マンガやアニメ、ゲーム(MANGA)の表現の自由が規制されてしまう法律が作られてしまうのを阻止した参議院議員時代の山田太郎氏の著書。韓国のアチョン法の例を見ていると本当に他人事ではないという危機感がある。お堅い新書を想像していたら、拍子抜けするほどに読みやすい内容で、国会で与党から望む答弁を引き出すために色々な策を練ることに感心した。前回の選挙では野党候補で一番の得票数を得たものの落選してしまったが、この本を読んで、改めて今度こそ山田太郎氏は参議院議員に当選してほしいと思った。

  • 珈琲好き さん

    論理と法の能力バトルみたいで面白かった。自民党自体は表現規制をしたい議員が多いのであの手この手で規制法案を出してくるが、安倍首相や菅官房長官はそこまで乗り気でなく、それよりも法治のコードに則ってないこと、憲法違反をしていると思われることを恐れているので、山田議員にその部分を突かれると撤退しているという印象。自民党規制派vs山田議員で、より法治的に無理がない論理で安倍首相という"王様"を説得できた方の勝ちという、宮廷闘争を見ているようだった。

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